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剛腕エースが4回降板、今年のWSは「ブルペンシリーズ」

剛腕エースが4回降板、今年のWSは「ブルペンシリーズ」

Posted October. 27, 2018 09:19,   

Updated October. 27, 2018 09:19

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ボストン・レッドソックスとロサンゼルス・ドジャースによるワールドシリーズ(WS)第1戦は、両リーグを代表する剛腕左腕のクリス・セール(ボストン)とクレイトン・カーショー(ドジャース)の直接対決で話題を呼んだ。だが両投手は5回に並んで降板した。カーショー(4回7安打5失点)とセール(4回5安打3失点)はどちらも名声とは程遠い投球内容だった。メジャーリーグ史上、WS第1戦で両チームの先発投手が、ともに4回しか消化できなかったのは、113回あったWSで3度あった。

両チームの先発投手が責任を全うできず、第1戦では両リーム合わせて12人の投手(ボストン7投手、ドジャース5投手)が登板した。25日の第2戦を控えて、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は、「先発投手が長い回を投げられないのはマーケティング面では悪材料だ。彼らの不振は、確かに悪影響を与えるだろう」と懸念を示した。

1985年にカンザスシティ・ロイヤルズは、WS第7戦まで6人の投手だけで優勝を勝ち取った。ボストンがWS第1戦で勝利するために使った投手(7人)よりも少ない。第2戦でも両チームは、計10人(ドジャース6投手、ボストン4投手)の投手を動員した。

今年のWSは「ブルペンシリーズ」と呼んでも過言でない。両チームは、今回のポストシーズンを控えてレギュラーシーズンの大半を先発投手として活躍した5人の投手(ボストン=ネイサン・イオバルディ、エドゥアルド・ロドリゲス、リック・ポーセロ、ドジャース=アレックス・ウッド、前田健太)をリリーフ投手として使った。この3年間のWSで先発投手が7回以上を粘れたのは、昨年のカーショー(ヒューストン・アストロズとのWS第1戦)だけだ。

27日の第3戦に先発登板するボストンのポーセロは、地区シリーズでは第1戦はブルペン(3分の2無失点)で第4戦は先発(5回無失点)で登板し、リーグ優勝決定シリーズでは第2戦はブルペン(1回無失点)で第4戦は先発(4回4失点)でと、リリーフと先発の両方で活躍している。ドジャースはルーキーのウォーカー・ビュラーが2連敗を喫したチームの初勝利と自身のポストシーズン初先発勝利に挑戦する。


任寶美 bom@donga.com