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ポンペオ氏、安倍首相に「金正恩氏に拉致問題提起」意向示す

ポンペオ氏、安倍首相に「金正恩氏に拉致問題提起」意向示す

Posted October. 08, 2018 08:15,   

Updated October. 08, 2018 08:15

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ポンペオ米国務長官は、訪朝前日の6日、日本に立ち寄って安倍晋三首相に会い、「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長に日本人拉致問題を改めて提起する」意向を伝えたと、日本経済新聞が7日付で報じた。

ポンペオ氏は同日、首相官邸で安倍首相と会談し、「北朝鮮の拉致・核・ミサイル問題を解決するためには(米国と日本が)同じ意識を持つ必要がある」と緊密な協力を強調した。

これに対して安倍首相は、「訪朝直前の来日を高く評価する」とし、「北朝鮮の拉致・核・ミサイル問題について綿密に擦り合わせたい」と話した。ポンペオ氏は「訪朝を前に、日米の立場の完全な一致を確認することが重要だ」と応じた。

ポンペオ氏は同日、安倍首相と会った後、記者団に「平壌(ピョンヤン)を訪問し、正恩氏との会談の際、日本人拉致問題を提起する」と話したと、ロイター通信が伝えた。

同紙は、安倍首相が、非核化交渉を巡る米国の対応方針をについてポンペオ氏から説明を聞いたとし、非核化プロセスに加え、北朝鮮が求める終戦宣言をめぐり意見調整をしたようだと伝えた。

ポンペオ氏は河野太郎外相とも会って、北朝鮮問題について意見を交換した後、7日午前、4度目の訪朝のために平壌に向かった。

菅義偉官房長官は7日、NHKに出演して、北朝鮮の非核化と関連して「行程表を作って進めていくことが大事だ」と話した。また、拉致問題に対して「なんとしても総力をあげてこの問題を解決したい」と強調した。

2日の内閣改造で「拉致問題担当相」を兼職することになった菅氏は、「安倍首相が金正恩委員長としっかり向き合って最終的には決めてほしい。そういう段取りをしっかり作っていきたい」と語った。


徐永娥 sya@donga.com