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柳賢振、メジャーリーグPS初戦で7回無失点の快投

柳賢振、メジャーリーグPS初戦で7回無失点の快投

Posted October. 06, 2018 08:57,   

Updated October. 06, 2018 08:57

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予想を破る先発登板とも言えた。それに対する答えは、5万の観客が送った起立拍手だった。

5日、ロサンゼルス・ドジャースとアトランタ・ブレーブスのメジャーリーグ・ナショナルリーグの地区シリーズ第1戦が行われたカリフォルニア州ロサンゼルスのドジャーススタジアム。

柳賢振(リュ・ヒョンジン=31)が7回に時速146キロのフォーシーム・ファストボールでエンダー・インシアーテを空振り三振に打ち取ってマウンドを降りる瞬間、観客は一斉に立ち上がって拍手を送り始めた。柳賢振はベンチにいた同僚投手クレイトン・カーショー(30)と力強く抱き合った。

当初、ドジャースのシンボルもも言えるエースのカーショーが先発1番手として出場する見られたが、デーブ・ロバーツ監督は予想を破って柳賢振を登板させた。柳賢振の最近の好調ぶりを注視した決定だった。一部では疑問も声もあったが、柳賢振は完璧に近い投球で監督の決定が間違っていなかったことを証明した。

今季最高の投球だった。韓国人では初めてメジャーリーグ・ポストシーズン初戦に先発投手として登板した柳賢振は7回無失点の完璧な投球で勝利投手になった。試合後、ロサンゼルスタイムズは「柳賢振がアトランタ打線に手錠をかけた」と絶賛するほどだ。

柳賢振は7回まで8奪三振を記録するなど4被安打無失点と完璧な投球を見せつけた。ドジャースが本塁打3本で得点を重ね6-0で勝利し、柳賢振は5年ぶりにポストシーズン勝利投手になった。2013年のナ・リーグ地区シリーズ第3戦で3回まで4失点し早期降板という苦い記憶を与えたアトランタへの雪辱にも成功した。

今季の柳賢振の平均球速は145.3キロ。ところが、この日の平均球速は148キロで最高球速は150.6キロまで引き上げた。四球は一つも与えず、長打も許さなかった。4安打はいずれもゴロだった。ファストボール(42球)、カットファストボール(24球)、チェンジアップ(21球)、カーブ(17球)を自由自在に駆使し、レギュラーシーズンのナ・リーグで打率2位(.257)だったアタランタ打線を翻弄した。試合終了後、柳賢振は、「初球から全力投球すると決めていた。先発投手は、常に100球以上を投げなければならないと考えていた」と笑顔で語った。

柳賢振がポストリーズンで勝利投手になったのは2013年のセントルイス・カージナルスとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦(7回無失点)以来の5年ぶりだ。この日の勝利で柳賢振はドジャースの伝説と言われるサンディ・コーファックス、ジェリー・ロイスに続いてドジャース出身の左腕投手では3番目にポストシーズンで2度以上7回無失点の投球をした投手になった。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com