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2回目の米朝会談を予告したトランプ氏、非核化まで制裁が続くことも明確にした

2回目の米朝会談を予告したトランプ氏、非核化まで制裁が続くことも明確にした

Posted September. 27, 2018 08:19,   

Updated September. 27, 2018 08:19

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トランプ米大統領は25日(現地時間)、国連総会演説で「戦争の亡霊を大胆で新たな平和の追求に変えるために北朝鮮と対話している」とし、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の勇気と彼が取った措置に感謝する」と述べた。しかし「非核化が実現するまで制裁は維持する」と付け加えた。トランプ氏は前日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との会談では、「遠からず正恩氏と会談を行う」と第2回米朝首脳会談を予告した。

トランプ氏は、国連演説で米朝対話を自身が成し遂げた大きな外交成果として強調した。1年前、同じ席で、「北朝鮮の完全破壊」を警告したトランプ氏だ。11月の中間選挙を控えた彼に、核外交は大きな自慢の種になった。しかし、それが自身の「最大の圧力」政策による結果であり、制裁こそ非核化の推進力だと信じている。

トランプ氏が、米朝首脳会談の開催を事実上公式化したことで、その時期と場所に関心が集まっている。トランプ氏は「遠くない時期」と発言したが、会談開催が中間選挙の前か後かは依然として不透明だ。トランプ氏は、北朝鮮が要求する韓国戦争終戦宣言のような「相応の措置」についても一言も言及しなかった。

むろん、北朝鮮の非核化が完了するまで、現行の最高レベルの制裁は続かないだろう。ポンペオ国務長官は、「最終的な非核化を完了するまでは制裁は緩和しない」と繰り返し強調したが、トランプ氏は「非核化が実現するまで」維持する考えを明らかにした。北朝鮮の実質的非核化措置が始まれば、段階的緩和もあり得るという意味に解釈される余地がある。しかし、「非核化先行」の原則を譲歩する考えがないことは明らかだ。

ポンペオ氏は一両日中にニューヨークで北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相と会う。オーストリア・ウィーンでは実務会談が予定されている。その後、ポンペオ氏の4回目の訪朝につながる可能性がある。しかし、1回目の米朝首脳会談の開催まで3ヵ月かかり、その過程で迂余曲折も少なくなかった。北朝鮮が完全な非核化の意思を行動で見せなければ、米朝関係が再び不確実になる可能性があることを正恩氏は自覚しなければならない。