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チリ戦終えた孫興民がロンドンへ、トッテナムでのポジション争い本格化

チリ戦終えた孫興民がロンドンへ、トッテナムでのポジション争い本格化

Posted September. 13, 2018 08:50,   

Updated September. 13, 2018 08:50

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サッカー韓国代表チームで「鉄人」並みの強行軍を繰り広げた孫興民(ソン・フンミン=26)が所属クラブのトッテナム・ホットスパーで本格的なポジション争いを始める。「酷使」と批判する声もあったが、休む暇もなく激しいポジション争いに飛び込まなければならない。

11日のチリとの親善試合を終えた孫興民が12日、仁川(インチョン)国際空港から英国ロンドンへ出国した。トッテナムは15日、リバプールとのプレミアリーグ(EPL)戦を控えており、孫興民は英国に着いたら、時差適応とともに体調回復の練習に取り組むとみられる。孫興奮がアジア大会と代表チームの親善試合をこなしている間、トッテナムではルーカス・モウラ(26)が孫興民不在のブランクを埋めながら大活躍した。モウラはEPL8月の選手に選定されるなど絶好調だ。最近、適地で行われたマンチェスター・ユナイテッド戦で2ゴールを決めるなど4試合で3得点を挙げた。モウラ以外にもエリク・ラメラ(26)も孫興民とポジションを争うライバルだ。

だが、孫興民は前向きな考え方で競争に勝ち抜きたいとしている。孫興民は「自分にとってシーズンはこれから始まると考えている。EPLと欧州チャンピオンズリーグ(CL)で再びプレーできるようになって嬉しい」と話した。

孫興民は今年5月13日、EPLの2017~2018シーズン最終戦からチリ戦までの122日間、21日試合を消化した。この期間、ロシア・ワールドカップ(W杯)とジャカルタ・パレンバンアジア大会に参加し体力の消耗が激しかった。だが孫興民は、「酷使というのは言い訳だ。私はプロ選手だ。大勢のファンが訪れた競技場で『適当に』という言葉は口にもできないことだ」と話した。

パウロ・ベント代表監督には、孫興民の使い方をテストできる機会が多くない。大韓サッカー協会の関係者は「トッテナムは孫興民のアジア大会参加に合意しながら条件を付けた。11月の国際Aマッチ期間には孫興民を代表チームに招集しないことだった。アジア杯への参加も『来年1月12日以降』と決めたため、孫興民はアジア杯の本大会初戦と第2戦には出場できない」と明らかにした。

韓国代表チームは今年10月と11月に国際Aマッチの親善試合を、来年1月7日にはフィリピンとのアジア杯初戦を行う。今年12月にはAマッチがない。このため、孫興民がアジア杯を控えてベント監督の戦術を習得し、同僚たちと息を合わせられる試合は10月の2度の親善試合だけだ。相手はウルグアイ(10月12日)とパナマ(10月16日)だ。

ベント監督としては10月の親善試合で孫興民の起用法を完成しなければならない課題を抱えることになった。ハン・ジュンヒKBS解説委員は、「孫興民のシュート能力など強みを最大に生かさなければならない。同時に攻撃陣で孫興民をサポートできるワントップと攻撃的MFに誰がベストなのかを研究しなければならない」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com