Go to contents

慶州黄龍寺の跡地から韓国初の金銅鬼面が出土

慶州黄龍寺の跡地から韓国初の金銅鬼面が出土

Posted September. 06, 2018 08:58,   

Updated September. 06, 2018 08:58

한국어

慶尚北道慶州市(キョンサンブクド・キョンジュシ)にある黄龍寺(ファンリョンサ)の跡地から、透かし彫り(金属板の一部を打ち抜いて模様を表す)の技法で作られた統一新羅時代の金銅鬼面(写真)が出土した。

仏教文化財研究所は、今年7月、黄龍寺の跡地から試掘調査の過程で韓国国内初の金銅鬼面を発見したと、4日明らかにした。今回発見された金銅鬼面は15センチの高さで、成人の手のひらほどの大きさだ。口にはリングがついており、立体感が目立つ。鬼面は邪悪な群れを警戒する化身で、寺院法堂の内外でよく見かける、胴体がなく、顔だけが見える飾り物である。

仏教文化財研究所は、「国内に類似の事例がなく、今は正確な用途は確認できない」とし、「装飾品であるか、リングに何かをかけていた可能性もある」と明らかにした。

今回の調査では、石仏と塑造仏、龍頭彫刻、下台石彫刻、文字瓦も出た。黄龍寺は、慶州都心にある九黄洞(クファンドン)の皇龍寺とは違う寺院で、東大封山(トンデボンサン、旧ウンジョム山)にある。


柳原模 onemore@donga.com