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「またも残酷な性犯罪」、怒るモロッコの女性たち

「またも残酷な性犯罪」、怒るモロッコの女性たち

Posted September. 03, 2018 07:29,   

Updated September. 03, 2018 07:29

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モロッコ社会が、10代の少女に起こった反倫理的犯罪に怒っている。昨年8月、男たちがバスの中で知的障害のある女性を集団で暴行する動画が公開され、数千人の女性が街頭デモをしてから1年が経った。

2ヵ月後に家に戻った被害者のカディジャさん(17)の腕や手の甲、首、足など全身はおぞましい犯罪の跡で覆われた。ナチスの象徴であるハーケンクロイツ、星やハートなど雑なタトゥーが彫られていた。彼女を監禁し、男たちが強制的に薬を飲ませて眠らせた後に彫ったタトゥーだ。

カディジャさんは、イスラムの聖月ラマダンの間、親戚の家に滞在していた時、2人の男に誘拐された。その後、金と麻薬の見返りに売られたカディジャさんは、2ヵ月間監禁され、想像を絶する拷問を受けた。強制的に麻薬を打たれ、売春を強要された。タバコの火を手の甲に押し付けられ、性的暴行も繰り返された。

カディジャさんは、モロッコ現地メディアとのインタビューで、「絶対に許すことはできない。彼らは私を破壊した」とし、「2ヵ月間、拷問は絶えることがなかった。食事は与えられず、動物のように扱われた」と話した。このようなおぞましい犯罪をした男たちは15人、このうち12人は警察に逮捕され、3人は逃走している。彼らは、「警察に知らせるな」と脅してカディジャさんを解放したという。カディジャさんは、「私は権利と尊厳を取り戻したい」と話した。

しかし、モロッコ政府はこの事件に対してまだ公式の立場を明らかにしていない。彼らに対する裁判は6日に開かれる。

猟奇的な犯罪が伝えられると、女性たちの怒りはモロッコを越え、中東・アフリカ国家に拡大している。女性たちは、「私たちは第2、第3のカディジャさんになる可能性がある」とし、対策を求めている。各国の人権運動家は、モロッコ国王が被害者が正常な生活が可能になるまで、医療および心理的治療を提供しなければならないと嘆願書を発表した。


徐東一 dong@donga.com