Go to contents

「アントマン」の作家エイミー・チュ氏が来韓、「ソウル背景の漫画を描きたい」

「アントマン」の作家エイミー・チュ氏が来韓、「ソウル背景の漫画を描きたい」

Posted August. 30, 2018 07:25,   

Updated August. 30, 2018 07:25

한국어

「いつかソウルを背景にした漫画を描いてみたい」

マーベル映画原作の「アントマン」「デッドプール」などに参加した漫画家エイミー・チュ(50・写真)はこう語った。ソウル龍山区(ヨンサング)にあるグランドハイアットホテルで29日、彼女に会った。中国系米国人のチュ氏は、韓国イメージコミュニケーション研究院(CICI=チェ・ジョンファ理事長)が28、29日に開催した「文化疎通フォーラム(CCF)2018」に出席するために来韓した。チュ氏は女性のための漫画を出版する「アルファガールコミックス」の創設者だ。

チュ氏にとってマーベルコミックスやDCコミックスで働くことになったのは大きな挑戦だった。米国の漫画業界では、女性作家はかわいいキャラクターが出てくる作品を手がけなければならないという先入観が強いからだ。チュ氏は、「女性作家も男性キャラクターと物語をよく作るということを示したかった」と話した。

2011年に「アルファガールコミックス」を設立したのも、女性漫画家と作家たちにチャンスを与えたかったからだ。作品に登場するキャラクター、参加する作家の半分以上が女性でなければならないという原則も立てた。チュ氏は、「ハリウッド作品で女性はセクシーさだけでアピールする場合が多い」とし、「漫画で女性も立体的で多様なイメージを示すことができなければならない」と強調した。

デッドプール、アントマン、ワンダーウーマンなどの人気を見守ってきたチュ氏にとって、韓国は魅力的なマーケットだ。次作を韓国語にも翻訳して出版したいと語った。2019年は「オズの魔法使い」で有名なライマン・フランク・ボームの「海の妖精」を脚色したグラフィック小説を出版する予定だ。

「CCF 2018」には、「スーパー記憶力の秘密」を書いたエラン・カッツ氏(イスラエル)や、日本のポップアート「カワイイ」文化を作った増田セバスチャン氏(日本)ら10カ国の文化界リーダーが参加した。宋承桓(ソン・スンファン)平昌(ピョンチャン)冬季五輪開・閉会式総監督は、伝統と先端が共存する演出で韓国文化の真髄を広く知らしめた功労で、「K-文化コミュニケーション賞」を受賞した。


申圭鎭 newjin@donga.com