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一目で見る韓国人形100年史

Posted August. 28, 2018 08:17,   

Updated August. 28, 2018 08:17

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韓国オークション市場の古典文化のトレンドをリードしている「東亜(トンア)オークション」が、来月12日午後3時、ソウル西大門区(ソデムング)にある東亜オークションギャラリーで第3回オークションを開く。東亜日報が後援する東亜オークションは、今年3月と6月に行われた1回目と2回目オークションに多彩な芸術作品数百点が出品されて落札され、文化愛好家の間で大きな話題となった。

3回目のオークションでは、計215件の物品が出品された。種類別には、△近現代史資料が64件、△「解語花で時代を読む」というテーマで出品された芸妓関連アートが18件、△韓国人形が34件、△近現代美術品が35件、△古書画や書籍が27件、△書籍が35件、△農業資料特別展が2件だ。

開花期から現代に至るまで100年以上の韓国人形の歴史を一目で見ることができる様々な人形が目立つ。外国人宣教師らが主にプレゼント用として購入した地味な姿の旧韓末人形と、日本植民地時代の室内装飾用として好まれたカラフルな紙・木彫り人形が大量に出品された。1970年代半ば以降流行した「ブサイク三兄弟」人形、1980年代に観光記念品として販売した「朝鮮服飾便覧」も一緒に出てきた。

その中でも1929年に作られた「踊る女」は、朝鮮の伝統衣装を着た女性の姿を表現した作品で、優れた造形美を誇る。1920年代や1930年代は人形の大半を布や木で作った。これに比べてこの人形は、合成樹脂素材を使って、当代としては最も先進的な技術を適用した。人形が保管されているボックスに「JOAK(東京放送局)」が刻まれており、日本植民地時代に京城(キョンソン)放送局から日本に寄贈したものと推定される。

このほか、昨年映画にも公開され、一歩遅れて彼の生涯が再照明された独立運動家であり、アナーキストだった朴烈(パク・ヨル、1902~1974)の直筆手紙や大韓帝国時期に発行した教科書の中で唯一愛国歌が収録された音楽教科書、韓国初の工業化粧品である「朴家粉」にも会うことができる。農業資料特別展に披露される物品2件は、朝鮮時代から光復(日本植民地からの独立)後まで生産された古文書と談話文、年鑑、ポスターなど、数千件に及ぶ資料を集めたものだ。

東亜オークションは、出品作を直接調べることができるように常時展示する。オークションに出た物品は、来月5日からソウル西大門区の東亜日報忠正路(チュンジョンロ)社屋の18階にある東亜オークションギャラリーで確認できる。毎日午前9時から午後6時まで。オークション当日は午後2時まで。一方、27日から東亜オークションのオンライン専用オークションサイト(www.dauction.kr)が開設され、インターネットを通じて24時間365日、オークションに参加できる。お問い合わせは02-362-5110まで。


柳原模 onemore@donga.com