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キャプテン・アメリカからゾンビまで…2泊3日間の「オタクの天国」

キャプテン・アメリカからゾンビまで…2泊3日間の「オタクの天国」

Posted August. 06, 2018 09:13,   

Updated August. 06, 2018 09:13

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「キャプテン・アメリカ、一緒に写真を撮りましょう〜」「もちろんでしょう、ハーレークイン!」

それこそ「オタクの天国」だった。「コミコンソウル2018」が3日から5日まで開かれたソウル江南区(カンナムグ)のCOEXホールAは、足を踏みいれるところすらなかった。「アベンジャーズ」の悪役サノス、「スターウォーズ」のダースベイダー、ハリーポッター…。映画の中から出てきたようなキャラクターたちが闊歩し、写真を撮り、見物する観客の笑い声が絶えなかった。

「コミック・コンベンション」の略語であるコミコンは、漫画(comics)から映画、ドラマ、ゲーム、アニメ、コスプレなど「ポップカルチャー」文化全般を扱うお祭りだ。昨年に続き、今年で2回目を迎えた今回のイベントには、ディズニー、マーベル、ブリザード、ネクソンなど、国内外企業104社が参加し、301個のブースが設けられた。観覧客も5万人を超えた。

ハリウッド俳優マイケル・ルーカーとエズラ・ミラーが参加して注目を集めた。映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズでヨンドゥ役を演じたルーカー(63)は3日、記者たちと会って、「仲間のスーパーヒーローたちがソウルに一緒に来なかったのが残念だ」とし、「世界各国のアーティストたちの優れた作業を目にし、インスピレーションを得た」と語った。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2」(2017)で死亡したヨンドゥが、来年公開する「アベンジャーズ4」で復帰するかという質問に、「まだ決まっていない」と言って、その余地を残した。映画「ジャスティスリーグ」(2017)でフラッシュ役を演じたエズラ・ミラーは、予定されていたイベントの他、ブースを見て回って目を引いた。

1100万人の観客を集めた映画「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」(2018)の人気を裏付けるかのようにマーベルスタジオ関連ブースは、観客で賑わった。「アイアンマン」(2008)から最新作「アントマンとワスプ」(2018)まで、マーベル映画の10年の歴史をまとめた「ヒストリーウォール」、マーベルのキャラクターたちが登場する新作ゲームの体験コーナーが目を引いた。グレッグ・パク、ピーター・グエン、キム・ジョンギ、釈迦などのスーパーヒーローの漫画作家たちが絵を描いてファンたちと疎通する「ライブドローイング」も行った。

ゾンビウイルスが蔓延した世界を描いた米ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の最新エピソードが世界で初めて公開され、大規模なゾンビパレードも行われた。

最終日の5日午後は、「コリアコスプレチャンピオンシップ」が行われ、最終予選を通った18人の「コスアー」が舞台で衣装を披露した。映画「神と共に」のファン・ヒョギュン特殊メイク監督をはじめとする国内外のコスプレ・特殊メイクの専門家らが審査を担当した。マーベルのスーパーヒーロー「デッドプール」の扮装を行った米国人アラン・クラークさん(41)は、「韓国コスプレイヤーたちは、世界のどこに出しても引けを取らない」と親指を立てた。

イベントを主管したリードエキシビジョンズは毎年、ニューヨーク、パリなど25都市でコミコンを開催している。来年はソウル(8月)に加えて、釜山(プサン、2月)でもコミコンを開く。リードエキシビションズコリアのソン・ジュボム社長は、「ニューヨークは、コミコンが開かれる1週間都市全体が祭りの会場となる。韓国アーティストのレベルが非常に高く、コミコンソウルも世界的イベントへと成長できるとみている」と語った。

今月は漫画・アニメ祭りが多く開かれる。韓国漫画映像振興院が主管する富川(プチョン)国際漫画フェスティバル(BICOF)が15〜19日に京畿富川市の一帯で開かれ、第22回ソウル国際漫画アニメーションフェスティバル(SICAF・シカプ)も23~26日、ソウル中区(チュング)にある東大門(トンデムン)デザインプラザ(DDP )一帯で開催される。

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イ・ジウン記者 easy@donga.com