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神興寺極楽寶殿を宝物指定予告

Posted March. 28, 2018 09:25,   

Updated March. 28, 2018 09:25

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文化財庁は27日、朝鮮時代の王室の安寧を祈願し、王と王妃の冥福を祈った願堂寺の役割をした江原束草市(カンウォン・ソクチョシ)にある「神興寺(シンフンサ)極楽寶殿(写真)」を宝物に指定予告した。

神興寺は1644年(朝鮮仁祖22年)に再建された寺院である。極楽寶殿は正面が3間、側面が3間の多包式(屋根の荷重を支える構造物である栱包が複数)の八作屋根の建物である。基壇には牡丹とライオンの模様があり、階段の手すりには円を3つに分けた三太極と鬼面、竜頭文様の彫刻がある。寺院や仏法を守護する鬼面や宮殿と宗廟などに使われる三太極を寺院の殿閣階段に装飾として使用したケースは非常にまれである。

極楽寶殿は、詳細装飾と栱包の形式が優秀で、保存状態も優れているので、歴史的・建築的・芸術的価値が高いという評価を受けた。文化財庁は、30日間の予告期間に意見を収集した後、審議を経て宝物に指定するかどうかを決める方針だ。


柳原模 onemore@donga.com