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京畿フィルの新たな指揮棒、初めて外国人が握る

京畿フィルの新たな指揮棒、初めて外国人が握る

Posted March. 27, 2018 08:40,   

Updated March. 27, 2018 08:40

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京畿(キョンギ)フィルハーモニー管弦楽団の新芸術監督兼常任指揮者にイタリア人のマッシモ・ザネッティ氏(56)が選ばれた。ソン・シヨン、ク・ジャボム、クム・ナンセ、ユ・グァン、チェ・ソンヨン氏らが常任指揮者として活躍した京畿フィルに外国人が選任されたのは初めて。

京畿道城南市(ソンナムシ)の板橋(パンギョ)スタート・アップ・キャンパスで26日に行われた記者懇談会で、京畿道文化の殿堂のチョン・ジェフン社長は、「海外の著名な指揮者を招いて共演する『バーチュオーソ』シリーズの出演をザネッティ氏に相談していたところ、話が進んで、京畿フィルの常任指揮者に決定された。ザネッティ氏はアジアのオーケストラに関心を持っていた」と話した。チョン氏は、「ザネッティ氏は19世紀のイタリアのレパートリーに強みがあり、京畿フィルの世界的成長に向けた適任者」と付け加えた。

イタリア・ミラノで生まれたザネッティ氏は、ドイツ・ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、バンベルク交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団などと共にオペラの指揮を主にしてきた。ザネッティ氏は、「子供の頃から尊敬し、ラ・スカラで共にした経験があるリッカルド・ムーティ氏が京畿フィルで指揮した。気難しい彼が2度も訪れた京畿フィルに特別なものがあると思い、様々なルートで調べた後、正式に就任をすることになった」と話した。そして、「過去12年間のレパートリーを全て調べた」とし、「最近の欧州の管弦楽団の傾向に合わせて、古典、後期ロマン、現代など、可能な全てを見せることができるよう考える」と話した。

9月1日に就任するザネッティ氏は、1年間で約10回、京畿フィルを指揮する。同月7日と8日京畿道文化の殿堂とソウル芸術の殿堂で就任演奏会を開き、観客に初めて披露する。当初、この公演は京畿フィル「バーチュオーソ」シリーズの一環でザネッティ氏を客員指揮者として招請した。公演ではブラームス二重協奏曲やプロコフィエフのロミオとジュリエットなどを演奏する予定だ。任期は2020年8月末までの2年間。


金民 kimmin@donga.com