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車は譲歩し、農産物は守る 金鉉宗本部長が韓米FTA交渉終えて帰国

車は譲歩し、農産物は守る 金鉉宗本部長が韓米FTA交渉終えて帰国

Posted March. 26, 2018 08:54,   

Updated March. 26, 2018 08:54

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韓米自由貿易協定(FTA)の改正交渉で、韓国は米国に対して農産物市場と自動車部品市場は追加で開放しないことにした。一方、米自動車を輸入する際に適用してきた非関税障壁が低くなって、米国製自動車の輸入が増える可能性がある。

金鉉宗(キム・ヒョンジョン)通商交渉本部長は25日、仁川(インチョン)国際空港で記者たちに会って、「韓米FTAと貿易拡大法第232条の鉄鋼製品の関税賦課について原則的に合意・妥結した」と明らかにした。金本部長は26日、閣議で、米国との交渉結果を報告した後、メディアブ向けリーフィングを行い、交渉結果を発表する予定だ。

同日金本部長は、「農産物市場関連の追加開放はなく、自動車部品の米国製義務使用など原産国関連の米国側の要求は反映されなかった」と明らかにした。交渉の過程で韓国が守った成果を強調したものと見られる。

一方、韓国は米国側に対して、安全と環境に関する非関税障壁の緩和、韓国の安全基準を満たさなくても、米基準を満たす車両の韓国輸入台数の拡大などを受け入れたものと見られる。現在、米国製車は年間2万5000台まで韓国の安全基準を満たさなくても韓国で販売できるようになっているが、米国では、この台数を増やしてほしいと要求してきた。また、金部長は、鉄鋼関税が完全に免除されたかという質問については、「条件については原則妥結した」と答えた。

米国は韓米FTAで、韓国は鉄鋼関税で互いに利益を交わしたものと見られる。ウィルバー・ロス米商務部長官は23日(現地時間)、ホワイトハウスで、「幅広い貿易問題を含めて、来週実際的な発表をしたいと期待している」と明らかにした。これにより、韓米FTAの改正交渉は早ければ今月中に妥結後、公式発表する可能性が高くなった。産業部の関係者は、「実務レベルでいくつかの問題が残っているが、近いうちに解決できるものと見られる」と明らかにした。


李建赫 gun@donga.com