Go to contents

マンキュー教授、トランプ大統領の経済政策を批判

マンキュー教授、トランプ大統領の経済政策を批判

Posted February. 21, 2018 09:11,   

Updated February. 21, 2018 09:11

한국어

「トランプ米大統領は、自分の名前が入った報告に関心を寄せるという。なのでこのような質問をしてみる。(経済学の父、アダム・スミスの故郷である)スコットランドのトランプ氏のゴルフコースで休暇を楽しむ米国人にも関税を課すべきか」

著書『マンキュー経済学』で有名な世界的な経済学者、米ハーバード大学のグレゴリー・マンキュー教授が、トランプ氏の保護貿易の基調を一つ一つ指摘した。マンキュー氏は、「国際貿易の恩恵に対する(明白な)理論と証拠があるが、このような学問的成果でトランプ氏を説得できるとは期待しない」と述べ、トランプ氏が関心を持つ「スコットランドのゴルフコース」を例に挙げたのだ。マンキュー氏は18日(現地時間)、米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿したコラム「経済学者が国際貿易を心配する理由」でこのように明らかにし、「自由貿易の恩恵が明白なのに、トランプ政権が自由貿易を無視している証拠が増えている」と批判した。その例として洗濯機、太陽光製品に対するセーフガード(緊急輸入制限措置)や鉄鋼、アルミニウム製品に対する関税などを挙げた。

マンキュー氏は、アダム・スミスやデヴィッド・リカードなど古典経済学者の貿易理論を紹介し、経済学を初めて学ぶ学生に講義するように「自由貿易が個人と国家の生産性の向上に及ぼす肯定的な影響」を説明した。そして、「閉鎖経済が貿易の障壁をなくす場合、より速やかに成長できた」とし、1850年代の日本、1960年代の韓国、1990年代のベトナムを実際の例として紹介した。


ウィ・ウンジ記者 wizi@donga.com