文大統領、「国公立保育施設、任期中に４０％達成」

文在寅（ムン・ジェイン）大統領は２４日、「国公立の幼稚園や子供の家に通う割合が１０.３％ほどだが、この割合を私の任期中に４０％まで高める」と述べた。

文氏は同日、ソウル道峰区（トボンク）のある「子供の家(保育所)」を訪れ、「昨年、目標の倍以上の３７０を超える国公立の子供の家(保育所)を作った」とし、「今年は４５０個作る。このペースで行けば任期末までに４０％の目標を達成できるだろう」と話した。また、「運営が厳しい民間の子供の家(保育所)を国が買い取るか長期賃借する方法で（国公立）新設の効果を出す方法も考える」と述べたと、朴洙賢（パク・スヒョン）大統領府報道官が伝えた。国公立の子供の家拡大に対して民間の子供の家(保育所)が反発することに対しては、「民間の子供の家(保育所)に対しても（保育士の待遇などの）支援を広げる」と述べた。

文氏が「暮らしが変わる」というスローガンを掲げた新年初の政策に保育施設を選んだことから、少子化問題を克服するという意志がうかがえる。新年の国政運営目標を「国民が体感する政策」に定めた大統領府は、変化した政府の政策を現場で積極的に広報する計画だ。

一方、文氏は同日午前、参謀とのティータイム会議で、「五輪という大事が目前に迫り、スポーツを通じて一つになることと平和への願いは与野党で違いはない。与野党を越える超党派の協力が必要だ。五輪開幕前に与野党院内代表との会合を推進せよ」と指示したという。

しかし、最大野党「自由韓国党」の金聖泰（キム・ソンテ）院内代表は、「報復政治を直ちに止めなければ局面転換のための院内代表会合は特に意味がない」と提案を拒否した。そして、「北朝鮮が突然人民軍創建日の軍事パレードを平昌（ピョンチャン）五輪直前の２月８日に移した。文氏は金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長に軍事パレードを直ちに中止するよう要請することを望む」と述べた。

韓相準 alwaysj@donga.com