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「Me Too」キャンペーンに続く「タイムズ・アップ」キャンペーン

「Me Too」キャンペーンに続く「タイムズ・アップ」キャンペーン

Posted January. 03, 2018 08:40,   

Updated January. 03, 2018 09:16

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2017年10月にハリウッドで始まり、世界各国に広まった「Me Tooキャンペーン」の風が新年も激しく吹いている。

1日、ハリウッドのトップ女優300人余りが、一般の職場に蔓延するセクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)に共同で対応するために「タイムズ・アップ(Time's Up)」キャンペーンを開始した。ハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏のセクハラを初めて暴露したアシュレイ・ジャッドをはじめ、エヴァ・ロンゴリア、リース・ウィザースプーン、ジェニファー・アニストン、エマ・ストーンなど有名女優がこのキャンペーンに参加した。

 

彼女たちは同日、米紙ニューヨーク・タイムズに全面広告を掲載し、米国の映画界、農場・工場などいわゆるブルーカラー業界で組織的に行われてきたセクハラに対抗して「タイムズ・アップ」キャンペーンを始めると宣言した。そして、「男性中心の職場で昇進して認められようとする女性たちの闘争はもう終わらなければならない。突き破ることのできない(男性)独占の時間は終わった」と声を上げた。

タイムズ・アップは、映画界・言論界・政界など高級職男性のセクハラや暴力を告発した昨年の「Me Tooキャンペーン」からさらに一歩踏み出した。これまで相対的に注目されなかったブルーカラー女性労働者のセクハラ被害に焦点を合わせ、被害女性の法律支援のための基金づくりにも乗り出した。

タイムズ・アップは、農場、工場、レストランやホテル業に従事する女性労働者のセクハラ被害を法的に支援するために1500万ドル(約159億ウォン)規模の基金設立を目標に寄付を募っている。募金活動は昨年12月20日に始まり、2日午後現在で約1370万ドル(約145億ウォン)集まり、目標達成に近づいている。タイムズ・アップは、セクハラ問題を黙認する企業を処罰する法制定に向けても努力する計画だ。

タイムズ・アップは7日に開かれるゴールデン・グローブの授賞式を最初の外部活動に定めた。黒い服を着て授賞式会場に現れ、性不平等に対する問題を提起する計画だ。「Me Too」に共感する多くの俳優も黒い服を着ると宣言した。ロンゴリアは、「数年間このような授賞式で私たちは美しい顔やドレスなど女性性で消費されてきた。今回はファッションを誇る時間ではなく連帯の時間になるだろう」と明らかにした。

こうした中、新年早々から「第2のワインスタイン」が次々に退いている。ロイター通信は2日、ノルウェーの最大野党「労働党」の副党首が、セクハラ疑惑で党職を退くことになったと報じた。また、昨年12月、セクハラやパワハラ疑惑が浮上していた米ニューヨーク・シティバレエ団の芸術監督のピーター・マーティンス氏も1日、辞任の意思を明らかにした。



ウィ・ウンジ記者 wizi@donga.com