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冬季五輪に8度参加の北朝鮮、1964年にハン・ピルファがスピードスケートでアジア初メダル

冬季五輪に8度参加の北朝鮮、1964年にハン・ピルファがスピードスケートでアジア初メダル

Posted January. 02, 2018 09:59,   

Updated January. 02, 2018 10:02

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北朝鮮が2018平昌(ピョンチャン)冬季五輪に選手団を派遣すれば、北朝鮮としては9度目の冬季五輪参加となる。

北朝鮮は1964年、インスブルック冬季五輪を手始めに2010年のバンクーバー五輪まで冬季五輪に8度参加した。2014年のソチ大会では五輪出場権を確保した種目がなかったため欠場した。北朝鮮が国際オリンピック委員会(IOC)の「ワイルドカード」を通じて平昌五輪に参加すれば、8年ぶりの冬季五輪参加となる。

北朝鮮は冬季五輪では成績が振るわなかった。8度参加した五輪で北朝鮮が獲得したメダルは二つ(銀メダル一つ、銅メダル一つ)に過ぎない。

北朝鮮の冬季五輪初メダルは、北朝鮮が初めて参加した冬季五輪であるインスブルック大会で出た。当時北朝鮮はスピードスケートとクロスカントリースキーなどに13選手を派遣したという。女子スピードスケート3000メートルに出場したハン・ピルファが銀メダルを獲得した。ハン・ピルファは、五輪の女子スピードスケートでメダルを獲得した初のアジア選手になった。その後、ハン・ピルファは1990年の札幌冬季五輪に北朝鮮スケート連盟書記長として参加し、このとき、韓国に住んでいた実兄ハン・ピルソン氏と劇的に再会した。

北朝鮮の二つ目のメダルは1992年のアルベールビル冬季五輪で出た。女子ショートトラック500メートルに出場したファン・オクシルが銅メダルを獲得した。当時決勝でファン・オクシルは終始先頭を走り、北朝鮮に史上初の金メダルをもたらすかのように見えたが、最後の1周を残してコーナーでバランスを崩し、3位に入った。

南北が同時に参加した2006年のトリノ五輪では開会式に南北の選手団が「COREA」のピケットと韓半島旗を掲げて冬季五輪史上初めて共同入場をした。南北選手団は、開会式で参加国85ヵ国のうち21番目に入場した。旗手は北朝鮮男子フィギュアスケートのハン・ジョンインと韓国女子フィギュアスケートのイ・ボラが務めた。この大会で韓国はスケートとスキー、リュージュなど5種目に69人の選手団を派遣し、北朝鮮はフィギュアスケートとショートトラックに6選手など14人が参加した。韓国は金メダル6個、銀メダル3個、銅メダル2個で総合7位を記録したが、北朝鮮はメダルを獲得できなかった。

北朝鮮は米国で開催された冬季五輪には一度も参加していない。2002年のソルトレークシティ大会を控えて南北が開会式に共同入場する可能性が取り沙汰されたことがある。当時北朝鮮は五輪出場権を獲得できず、ワイルドカードで出場する予定だった。だが、ジョージ・W・ブッシュ米国大統領の北朝鮮に対する強硬発言などに反発した北朝鮮は米国と政治的に対立姿勢を強め、結局参加しなかった。



鄭允喆 trigger@donga.com