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米中、中国の北朝鮮制裁履行の確認体制を整備

米中、中国の北朝鮮制裁履行の確認体制を整備

Posted December. 26, 2017 09:30,   

Updated December. 26, 2017 09:39

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米国と中国の首脳が、中国の北朝鮮への制裁の履行状況を確認する体制を整備することで合意したと、朝日新聞が複数の米政府関係者を引用して25日付で報じた。同紙は、22日に国連安全保障理事会で採択された北朝鮮制裁決議2397号の「北朝鮮が新たな挑発を行った場合は石油(原油)供給を制限する」という内容に中国が同意したのは、米中政府間のこのような協力の成果という見方が出ていると伝えた。

同紙によると、トランプ大統領と習近平国家主席は先月9日の首脳会談で、北朝鮮への制裁の履行状況や北朝鮮経済に与える影響などの情報共有を進めることで一致した。有事の際に備えて、北朝鮮問題を管轄する遼寧省瀋陽の中国軍北部戦区とソウル在韓米軍司令部間でホットラインも設けると、同紙は伝えた。

 

習氏は首脳会談で、1時間半の間、北朝鮮問題を集中的に議論し、△北朝鮮の核保有を認めない、△核放棄するまで圧力をかけ続ける、△制裁などの措置について透明性を高める――ことを確認した。このため、中国の対北制裁や規制と関連して、中国の税関や金融当局がそれぞれ米政権に数週~数ヵ月ごとに履行状況を説明するという。

同紙は、中国が協力を続ける限り、米国は軍事行動など単独行動をより慎重に考え、中国が主張する対話による問題解決にも理解を示したと付け加えた。

米国では安保理の北朝鮮への制裁決議に対して与野党を問わず肯定的な声が出ている。ベン・カーディン上院外交委員会民主党幹事は24日(現地時間)、決議に対して、「主要業績」とし、トランプ政権を異例にも称賛した。カーディン議員は同日、FOXニュースに出演し、「(今回の制裁は)明らかに非常に強力な進展であり、中国とロシアが米国と協力する態度を示したこともすばらしい」と強調した。

これに先立ち、米上院東ア太小委民主党幹事のエドワード・マーキー議員も22日、「今日の国連決議は、正しい方向に進む一歩だ」と評価した。安保理の対北制裁決議2397号は、石油輸出の上限ライン(年間400万バレル)を定め、北朝鮮への石油輸出の報告、不法貨物を積載した船舶への臨検など北朝鮮に対する石油監視網を大幅に強化した。



徐永娥 sya@donga.com · 朴湧 parky@donga.com