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中国航空会社、韓国行き路線の運航再開を準備

中国航空会社、韓国行き路線の運航再開を準備

Posted October. 30, 2017 09:25,   

Updated October. 30, 2017 09:49

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高高度ミサイル防衛システム(THAAD)の韓半島配置問題をめぐる韓中対立の雪解けの兆しが見えている中、中国航空会社各社が、今年3月以降中止されていた韓国路線の運航を再開した。王毅外交部長も29日、北京で盧英敏(ノ・ヨンミン)駐中大使に初めて会って、韓中関係の進展についての期待を示した。

中国上海の格安航空会社「春秋航空」は、乗客の減少により7月から中止となっていた浙江省寧波と済州(チェジュ)間路線の週3回(火木土)運航を31日から再開すると、ホームページを通じて発表した。韓中両国の当局に申請して承認を受けた。これらの航空会社は、維持されている上海~済州路線の便数拡大も慎重に検討していることが分かった。

同様に中国格安航空会社「吉祥航空」も、韓国人団体観光が全面禁止となった3月から中止となっていた上海~済州路線の復航を、今月初めに韓国に申請したという話が流れている。今年12月28日から週3回ずつチャーター機の運航を開始後、様子を見て定期運航に切り替えるという。大手航空会社「東方航空」も、来月1日から上海~金浦(キムポ)路線の航空機規模を180席から300席に増やす予定だという。

北京の消息筋は、「中国の旅行制限によって需要が大きく減り、運航を中止していた格安航空会社が運航を再開したのは、韓中関係改善への期待が高まっているためだ」とし、「THAAD問題が解決されれば、中国国家旅游(観光)局が団体旅行の中止措置を解除することに備えて、事前に準備するものと見られる」と話した。

しかし、中国が団体観光の禁止を解除したと受け止められるだけの決定的な証拠となる大手航空会社各社のチャーター機運航再開の兆しはまだないという。29日~来年3月26日の1週当たりの韓中路線は約1050便で、昨年~今年の同期に比べて16%が減った状態だ。路線は年二回、当局の承認を受けるが、全体便数はまだ回復と見るには早いという。

中国の王部長は同日、各国の駐中外交団が参加した外交部主催の国際バザーで韓国ブースを直接訪れ、盧大使に「お会いできて嬉しい。(大使赴任を)歓迎する」とし、「(韓中)両国の友好のための盧大使の考え方を高く評価する」と述べた。続いて「盧大使は両国関係の友好の懸け橋になるだろう」とし、「大使が来てから両国関係に進展があると信じている。再会を期待している」と述べた。

王部長はさらにバザーに参加したCJ、LG生活健康などの韓国ブースもすべて立ち寄って、参加への感謝の意を伝えた。韓国のマスクパックメーカー「ミミアン」では直接写真を撮るなど、親しみのある姿を見せて人目を引いた。王部長は、北朝鮮など、大半の大使館のブースは通り過ぎて、韓国ブースだけを直接訪問して長く留まったと駐中大使館が伝えた。



尹完準 zeitung@donga.com