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「秋の男」柳賢振、ピッツバーグ戦で6回2失点で5勝目

「秋の男」柳賢振、ピッツバーグ戦で6回2失点で5勝目

Posted August. 26, 2017 10:17,   

Updated August. 26, 2017 10:27

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ロサンゼルス・ドジャースのエースはクレイトン・カーショー(29)だ。腰の負傷で今年7月末に離脱するまでに15勝2敗、防御率2.04という驚異的な成績を挙げた。この頃のドジャースは、柳賢振(リュ・ヒョンジン=30)が目覚ましい活躍でカーショーの空白を埋めている。柳賢振は25日、敵地で行われたピッツバーグ・パイレーツ戦に先発登板し、6回を4安打1失点で好投し、今季5勝目(6敗)を挙げた。

前半戦に3勝6敗、防御率4.21とイマイチだった柳賢振は、オールスターゲーム以降、別人になった。前半戦のカーショーに匹敵するほどの成績を挙げている。

後半戦の6試合で柳賢振は、2勝無敗をマークしている。打線の援護が得られず、勝ち星は二つしかなかったが、毎試合好投を続けチームはこの6試合で全勝を挙げた。防御率は1.54でイニング当たりの被出塁率(WHIP)は1.07しかない。後半戦で6試合以上に登板して先発投手の中で、防御率で柳賢振に勝る投手はワシントン・ナショナルズのジオ・ゴンザレス(1.29)だけだ。

リーグ後半戦では目立って長打を浴びなくなったことが好成績の秘訣だ。前半戦に72回3分の2を投げる間、15本の本塁打を浴びたが後半戦の6試合では35回を投げて1本塁打だけを浴びた。この日与えた4安打も、全て単打だった。防御率は3.45から3.34に下がった。

20日のデトロイト・タイガーズ戦に登板してから中4日の登板だったが、柳賢振は全く影響を受ける様子がなかった。2回に四球を一つ与えて2安打を浴びたのを除いたは、特に危ない場面もなくピッツバーグ打線を封じ込んだ。直球(31球)、カッター(21球)、カーブ(20球)、チェンジアップ(17球)、スライダー(4球)など自身の持っている5つの球種を自在に使って打者のタイミングを奪った。とくにカッターとチェンジアップなど低く落ちるボールを使って12打者を内野ゴロで打ち取った。直球の最高球速は150キロだった。

打席でも久々に活躍した。2回の第一打席では送りバントを成功させ、先取点の足場を築いた。2-1でリードした6回には左腕投手、スティーブン・ブロールトから鮮やかな安打を奪った。シーズン4本目の安打だった。

5-2で勝利したドジャースはメジャー30チームの中で90勝に一番乗りした。126試合での90勝達成でドジャース球団史上最速の記録だ。この日二つの奪三振を追加した柳賢振は、シーズン100個目の奪三振を達成すると同時に、ピッツバーグとの対戦成績を4勝無敗とした。

ドジャースのデイブ・ロバーツ監督は試合終了後、「柳賢振はビッグゲームに強い投手だ」と称賛したが、ポストシーズンでの先発起用については慎重だった。柳賢振も「先発投手として自分がやるべき仕事はチームが勝てるように頑張ること」だと言い、「ポストシーズンでの仕事は、自分が決めることではない」と話した。



李憲宰 uni@donga.com