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米6者代表が訪朝、拘束の米国人学生を解放

米6者代表が訪朝、拘束の米国人学生を解放

Posted June. 15, 2017 08:42,   

Updated June. 15, 2017 08:43

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北朝鮮に拘束され昏睡状態の米国人大学生オットー・ワームビア氏(22)の解放のために、米国側6者協議首席代表の国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表がトランプ大統領の指示で平壌(ピョンヤン)を訪れ、帰国した。今月29日に米ワシントンで開かれる韓米首脳会談を控え、トランプ政権発足後、対北政策の実務者が初めて訪朝したことで、北朝鮮核問題の解決策をめぐる米朝対話の可能性をめぐって関心が集まっている。

AP通信とCNNなどによると、ユン代表は専用機で日本を経て12日午前、平壌に到着し、2人の医療スタッフと共にワームビア氏に会い、北朝鮮側に人道主義の観点での解放を求めた。ユン代表は当日、ワームビア氏の身柄を引き取り、共に日本を経由して彼の故郷の米オハイオ州シンシナティに移動した。これに先立ち米朝は先月、ノルウェー・オスロの「トラック1.5会談(官民対話)」と米ニューヨークで相次いで事前接触を行った。特にユン代表は、北朝鮮の要請で6日にニューヨークで北朝鮮の慈成男(チャ・ソンナム)国連大使に会って、ワームビア氏が昨年3月から食中毒の一種であるボツリヌス菌に感染して昏睡状態にあることを聞いた。この報告を受けたトランプ大統領は、ワームビア氏の解放のためにユン代表の平壌訪問を指示したと、CNNが伝えた。



李承憲 ddr@donga.com