トランプ大統領、パリ協定からの離脱を宣言

トランプ米大統領が１日（現地時間）、米国のパリ気候変動協定からの離脱を発表した。世界第２位の炭素排出国である米国の離脱宣言により、パリ協定は存廃の岐路に立つことになった。

トランプ大統領は同日、ホワイトハウスで記者会見を開き、「パリ協定は、米国に不利益をもたらす。今日から米国はパリ協定の履行を中止する」と明らかにした。さらに、「私は米国民を保護する責務を実行する義務がある。私は、フランスのパリではなく、（遅れた工業都市である）ピッツバーグ市民の代表になるために選出された」と語った。トランプ大統領は、米国と国民のためになるより良い条件の新しい協定を推進すると発表した。

パリ協定を最大成果の一つとして挙げてきたオバマ大統領は声明を出し、「今回の決定により、トランプ政権は未来を拒否した極少数の国に加わっている」と批判した。

李承憲 ddr@donga.com