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加バンクーバー近くのハーヴェイ山で韓国人登山客5人が滑落死

加バンクーバー近くのハーヴェイ山で韓国人登山客5人が滑落死

Posted April. 11, 2017 08:33,   

Updated April. 11, 2017 08:33

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カナダ西部の代表的な都市であるブリティッシュコロンビア州バンクーバー近くのハーヴェイ山(標高1652メートル)で、韓国人登山者5人が滑落死した。

9日(現地時間)、地元メディア「バンクーバーサン」によると、死亡者らは、カナダ在住の韓国人山岳会の会員で、雪に覆われた山頂から約500メートル下に滑落して死亡したと見ている。

死者らの捜索を担当した地元調査隊のマーティン・コルウェル・マネージャーは、「(死亡者らは)山頂の尾根線に軒の形に突き出した雪の塊である「コーニス(cornice)/雪庇」を(地面と勘違いして)踏んでしまい、滑落した可能性が高い」と話した。雪庇とは、地面に雪が山盛りに積もったように見えるが、実際は雪だけでできているので、人が歩いて行くと、崩壊する危険性が高い。山頂に上った登山客が雪庇を踏み抜いて事故に遭うことがしばしば起きる。

死亡者らの具体的な身元は公開されていない。5人とも、カナダ在住の韓国人であり、地道に登山を楽しんできたとみられている。特に病院の介護人として活動してきた50代の女性死亡者は、大学時代から登山をやってきたベテランのハイカーだったと、複数の地元メディアが伝えた。彼らは、衛星測位システム(GPS)装置や笛、スコップなども備えていたが、突然の事故のため安全装置を使えなかったものとみられる。

ハーヴェイ山が位置するバンクーバー北部地域は、7日から雪崩警報が出された状態だった。強風と大雪が続いて視野の確保が難しく、救助隊の活動にも相当困難があることが伝えられた。



李世亨 turtle@donga.com · 金相勳 corekim@donga.com