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寝不足は太る、5時間以下なら肥満リスクは22%上昇

寝不足は太る、5時間以下なら肥満リスクは22%上昇

Posted March. 06, 2017 08:34,   

Updated March. 06, 2017 08:35

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十分な睡眠をとらなければ、太る確率が高まり、特に、腹部肥満のリスクが大幅に増えるという研究結果が出た。睡眠時間の不足が肥満確率を高めるという研究は、国際的には、過去にもあったが、韓国人を対象にした調査結果が出たのは今回が初めてだ。

ソウル大学医学部のパク・サンミンやキム・ギュウン教授チームは、2008年から2011年にかけて行われた国民健康栄養調査資料を分析した結果、睡眠時間が1日に5時間以下の場合は、7時間ほど眠る人に比べ、最大で22%まで肥満確率が高まると、5日明らかにした。この調査には、成人男女1万6905人が参加した。研究チームは、調査対象者の睡眠時間を1日に5時間、6時間、7時間、8時間以下に区分し、このうち肥満人の数を調査した。この結果、睡眠時間が5時間以下のグループ(男性=872人、女性=1382人)は、7時間以下のグループ(男性=2215人、女性=2863人)より腹部肥満の割合は32%、全身肥満の割合は22%が高かった。

研究チームは、睡眠不足によるホルモンの不均衡のため、このような結果が出たと説明した。パク教授は、「睡眠不足になると、体脂肪維持ホルモン『レプチン』と食欲誘発ホルモン『グレリン』の分泌に悪い影響を与える」と明らかにした。

ソウル大学研究チームの今回の研究結果は、欧州睡眠学会学術誌「睡眠研究(Journal ofSleepResearch)」の最新号に掲載された。



전승민 チョン・スンミン記者 enhanced@donga.com