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「執行猶予」の姜正浩、未来は依然不透明

「執行猶予」の姜正浩、未来は依然不透明

Posted March. 04, 2017 11:11,   

Updated March. 04, 2017 11:11

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執行猶予となったものの、未来は依然不透明だ。

飲酒運転と当て逃げ事故で起訴されたメジャーリーグ、ピッツバーグ・パイレーツの内野手、姜正浩(カン・ジョンホ=30、写真)が3日、ソウル中央地方裁判所で開かれた1審で懲役8年に執行猶予2年を言い渡された。

姜正浩は昨年末、血中アルコール濃度0.084%の状態で運転をして、ソウル三成(サムソン)駅交差点でガードレールに衝突した後逃走した容疑で起訴された。調べに対して、以前も2度も飲酒運転をしたことが浮かび上がり、スリーストライクアウトで免許も取り消された。当初、検察は罰金1500万ウォンで略式起訴したが、裁判所は事案が重いとみて事件を正式裁判に移管した。

姜正浩は一日も早く米国に渡りたいところだ。だがビザ問題が先決だ。米国で選手生活をするためには就職ビザがなければならない。ピッツバーグの地元紙ポストガゼットは同日、姜正浩の裁判結果を速報で伝え、「裁判所が判決がビザ発給にどんな影響を与えるか、まだわからない」と報じた。

姜正浩はメジャーリーガーという確実な身分を持っている。だが、今の米国は反移民空気の強いトランプ政権だ。以前ほどビザ発給が円満に行われない可能性もある。しかも姜正浩は、過去に一度就職ビザを申請して飲酒運転事件が正式裁判沙汰となり、ビザ発給がキャンセルされた経験がある。

メジャーリーグの各球団は、先月からスプリングキャンプを実施しており、今はオープン戦の真っただ中だ。姜正浩が個人トレーニングをしているとは言え、チームトレーニングとは異なる。ビザをもらって米国に渡った後もアルコール・リハビリプログラムを履修しなければならない。チームとメジャーリーグ事務局レベルの懲戒も待っている。姜正浩は瞬間の失敗ですでに多くを失っている。



李憲宰 uni@donga.com