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北朝鮮の武装脱走兵6人が中国に集団脱走

北朝鮮の武装脱走兵6人が中国に集団脱走

Posted March. 03, 2017 08:24,   

Updated March. 03, 2017 08:25

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北朝鮮と中国との国境地域である吉林省白山市長白の朝鮮族自治県で、北朝鮮軍兵士6人が武装した状態で国境を越えてきて、何日間も脱走劇を繰り広げている。

2日、吉林省の対北朝鮮消息筋によると、長白県の公安は先月28日、住民と各機関などに対して緊急携帯メールによる通知文を送った。通知文には、「今日、朝鮮人6人が銃を持って国境を越えてきた。住民たちは不審者を見つければ、直ちに通報してほしい」という内容が盛り込まれている。

北朝鮮兵士たちは、国境駐留警備部隊の同じ分隊所属であり、銃や実弾を所持したまま、両江道金亨稷郡(ヤンガンド・キムヒョンジクグン)クムチャン村から越えてきており、脱北動機などは知られていない。中国軍の国境部隊と公安が脱北兵士の行方を追っているが、まだ見つかっておらず、逃走中にこれといった事件は起こしていないという。

兵士たちが国境を越えてきて殺人を行うなど、中朝国境で北朝鮮兵士による事故が相次いでいる中、集団越境事件も増えている。

昨年7月28日も、北朝鮮軍武装脱走兵5人が長白県に渡ってきて強盗を繰り広げた末、中国軍警と銃撃戦の末、2人が検挙され、残りは逃走したという報道が出ている。



具滋龍 bonhong@donga.com