厚さ４ミリの壁紙型オーレッドテレビ、ＬＧが明日発売

ＬＧ電子が，厚さがわずか４ミリの壁紙型オーレッド（ＯＬＥＤ＝有機発光ダイオード）テレビを披露した。このテレビは、６５インチモデルの価格が１４００万ウォンで、２５日に発売される。

ＬＧ電子は２３日、ソウル瑞草区（ソチョグ）にあるＬＧ電子瑞草研究開発（Ｒ＆Ｄ）キャンパスで、テレビの新製品発表会を行った。４ミリの厚さのモニターパネルを、磁石のように壁に付けたり外したりすることのできるＬＧシグネチャオーレッドテレビ「Ｗ（Ｗａｌｌ・壁を意味する）」シリーズが最も注目を集めた。この製品は１月、米「国際家電見本市（ＣＥＳ）２０１７」で最高賞を受賞した。スピーカーなど、画面を除く他の部品は別途の箱に分離した。ＬＧ電子は、液晶表示装置（ＬＣＤ）テレビにナノセル技術を適用したプレミアムモデルも公開した。オーレッドテレビ市場の主導権を握っているＬＧが、ＬＣＤテレビ市場でも、三星（サムスン）電子と真っ向から競争するという「ツートラック戦略」と受け止められている。

ＬＧ電子ＨＥ事業本部の權峰奭（クォン・ボンソク）本部長（副社長）は、「今年はテレビメーカー１１社がオーレッド製品を発売しており、市場はさらに拡大するだろう」と話し、「オーレッドテレビの販売比率を、昨年１０％から今年は１５％に増やす計画だ」と明らかにした。

ＬＧ電子は来月１７日の株主総会で、登記取締役の枠を最大９人から７人に変更する定款改正案を上程することにした。昨年１２月の人事で昇進して、ＬＧ電子の単独代表取締役を務めている趙成珍（チョ・ソンジン）副会長と具本俊（ク・ボンジュン）（株）ＬＧ副会長、鄭道鉉（チョン・ドヒョン）ＬＧ電子最高財務責任者（ＣＦＯ）の３人が社内取締役に選任される予定だ。趙俊鎬（チョ・ジュンホ）ＭＣ事業本部長（社長）は、社内取締役から外される。

申東秦 shine@donga.com