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40キロの軍装を担いで時速10キロで疾走、着るロボット開発へ

40キロの軍装を担いで時速10キロで疾走、着るロボット開発へ

Posted November. 29, 2016 08:33,   

Updated November. 29, 2016 08:34

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服のように着用すれば、重さ40キロの完全軍装でも、時速10キロで走れるようにサポートする筋力増強ロボットが、官民軍共同で開発される。防衛事業庁は28日、2020年までに計200億ウォンの予算を投入して、国防科学研究所(ADD)やLIGネクスワンと一緒に、「複合任務用着用型筋力増強ロボット」(筋力増強ロボット)技術を開発する計画だと明らかにした。

兵士が、戦闘服の上にこのロボットを着用すれば、最大で70キロの重さを持って移動したり、数十キロの武器や装備を担いで、山岳地域を平地のように歩き回ったりすることができる。人間が「ロボコップ」のように、少なくとも2、3倍以上の力やスピードを発揮することになるのだ。ADDは、高速機動関連制御技術の開発を主管し、LIGネクスワンは、重たい物体を持ち上げるための高荷重統合運用制御技術やバッテリー開発を担当した。技術開発が終われば、モデル運用などを経て、2020年代半ばに実戦配備されると、防衛事業庁は期待している。防衛事業庁の関係者は、「未来の戦場で、将兵が携帯する個人火器や軍装などの戦闘荷重は増えるが、作戦領域はだんだん広がるものとみられる」とし、「このような環境で、筋力増強ロボットは、任務遂行能力向上に大きく貢献するだろう」と話した。

筋力増強ロボットを巡るニーズは、重い物体の処理が求められる災害現場や産業・建設現場などの民間分野でも高いとみられている。米国や日本も、筋力増強ロボット技術開発に多額の投資を行っている。米国は、軍事用はもとより、リハビリなどの多様な分野で着用可能なロボット技術を開発している。日本は、2025年まで、老弱者生活支援のために940万台規模の着用型ロボット普及を計画している。



尹相虎 ysh1005@donga.com