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米国の前国務次官にTHAADを追及した野党首脳

米国の前国務次官にTHAADを追及した野党首脳

Posted October. 12, 2016 09:08,   

Updated October. 12, 2016 09:10

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「高高度防衛ミサイル(THAAD)は中国を狙うのですか、北朝鮮を狙うのですか」

野党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表は11日、ソウル奨忠(チャンチュン)体育館で開かれた世界知識フォーラムで、米国のウェンディ・シャーマン前国務次官にこのように質問をした。政治家が招待を受けた行事に参加して、政策関連の質問をするのは異例のこと。通常、挨拶をしたり写真を撮ったりして席を立つ。しかし、聴衆席にいた秋代表は質疑応答の時、発言を申し入れ、英語で「専門家の中にはTHAADの能力を疑っており、THAAD配備に対する反感で韓国でデモも起こっている」と述べ、米国の意図を尋ねた。

これを受け、最大野党の代表が問答の場所と相手が適切でなかったという指摘が出ている。シャーマン氏がヒラリー・クリントン氏の大統領選キャンプで影響力があるのは事実だが、前職次官で職責がないためだ。オバマ政府の現職の閣僚や駐韓米国大使に尋ねるべき事案を前国務次官に尋ねたことが不適切だったということだ。

シャーマン氏は、「THAAD配備は米韓合意で決定され、北朝鮮の挑発から韓国を守るためのものであり、中国に関連したものではない」と答えた。

秋代表が10日、「私たち(共に民主党)が(来年の)大統領選挙で負ければ、皆漢江(ハンガン)に飛び込まなければならない。顔を上げて歩けないという覚悟でやっている」と言うと、文在寅(ムン・ジェイン)前代表が、「(政権交代をできなければ)私が真っ先に漢江に飛び込まなければならないかも知れない」と言ったことも非難を受けた。野党「国民の党」の朴智元(パク・チウォン)非常対策委員長は同日、フェイスブックに、「政治家は慎重に発言しなければならない」とし、「『来年の大統領選挙後、漢江に飛び込む・・・』云々は、勝利を覚悟する表現だというが、守れないことであり、教育的にも不適切だ」と批判した。



조숭호기자 shcho@donga.com · 황형준 チョ・スンホ ファン・ヒョンジュン記者 기자constant25@donga.com