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IAEA、北朝鮮の核保有国地位を認めず

IAEA、北朝鮮の核保有国地位を認めず

Posted October. 03, 2016 08:19,   

Updated October. 03, 2016 09:09

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国際原子力機関(IAEA)は先月30日(現地時間)に閉幕した第60回総会で、北朝鮮の核実験を非難する決議を全会一致で採択した。

IAEAは決議で、「最も強い言葉」で北朝鮮の1回から5回の核実験を非難し、「北朝鮮は核不拡散条約(NPT)によって核保有国の地位を有することはできない」と明らかにした。また、すべての核兵器と核計画の廃棄をはじめ国連安全保障理事会の決議で規定されたすべての義務を順守し、9・19共同声明の非核化措置も履行するよう求めた。このほかに、北朝鮮の再処理施設の稼動兆候が確認され、北朝鮮自ら使用済み核燃料の再処理と高濃縮ウランの生産を発表したことに対しても深刻な憂慮を表明した。

今回の決議は、米国やカナダなどの韓国の友好国のほかにも、ケニア、ナイジェリア、カタールなどが初めて共同提案国として参加し、昨年(63ヵ国)より多い70ヵ国になった。外交部は、「今回のIAEA決議は、北朝鮮の不法核活動に対して強力で明確な反対メッセージを通じて『北朝鮮の核を容認しない』という国際社会の結束した意志を再確認する契機だ」と評価した。

一方、韓米軍当局は、米テキサス州フォート・ブリス基地で運用されている高高度防衛ミサイル(THAAD)の4台の砲台のうち1台を来年の早い時期に慶尚北道星州郡草田面(キョンサンプクト・ソンジュグン・チョジョンミョン)の城主(ソンジュ)カントリークラブ(ロッテゴルフ場・達摩山付近)に配備することを推進している。THAAD配備の時期をできるだけ操り上げるための措置だ。韓米は20日、ワシントンで開かれる韓米定例安全保障協議会(SCM)で関連内容を協議するものとみえる。尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は2日、「SCMに関係して開かれる韓米外相+国防相(2+2)会議で実効性のある北朝鮮の挑発抑止について話し合われるだろう」と明らかにした。

チョ・スンホ記者 ユン・サンホ軍事専門記者



조숭호기자 shcho@donga.com