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あのロナウドが「父」と呼ぶ男、世界一の代理人ジョルジュ・メンデス

あのロナウドが「父」と呼ぶ男、世界一の代理人ジョルジュ・メンデス

Posted September. 10, 2016 07:10,   

Updated September. 10, 2016 07:58

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サッカー・スペインリーグ、レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドは世界で最も有名なスタープレイヤーの一人だ。ロナウドが競技場の中でトップスターなら、ジョルジュ・メンデスは競技場の外でトップスターだ。男の職業は代理人。それも世界一の代理人だ。

サッカーシーズンが終わった後、移籍市場が開かれた男のマジックが披露される。マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)、FCバルセロナ(スペイン)など世界有数のクラブはメンデスの言葉と動き一つひとつに注目する。ロナウド、ダビド・デ・ヘア(マンU)、ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)などの有名選手と、マンUのジョゼ・モウリーニョ監督など100人あまりの名だたる選手とコーチが、彼の会社「Gestifute」と契約している。事実上世界サッカーを裏で動かしていると言っても過言でない。

この本では、ポルトガルの田舎町で生まれ、エージェントを手掛け始めた時から、努力と信頼で最高の地位に上り詰めるまでの過程を詳しく描いている。サッカー界関係者たちの独占インタビューや有名選手の移籍にまつわる裏話、そしてサッカーの歴史を変える瞬間などがいきいきと伝えている。

サッカーファンなら目を丸くするような内容が満載だ。有望株に過ぎなかったロナウドをマンUに移籍させるため、彼がアレックス・ファーガソン監督(当時)に「少なくとも半分以上の出場保障」を取り付けた話や、モウリーニョ氏がチェルシー監督に就任するまでの秘話なども紹介している。

本の序文も特別だ。ロナウドが直接書いた。ロナウドは、「自分のサッカー人生の父」と称し、「ジョルジュ・メンデスは今のクリスティアーノ・ロナウドを作った最大の立役者だ」と書いた。ロナウドの心をわしづかみにしたメンデスの交渉術が気になるのは仕方ない。



김동욱 キム・ドンウク記者 기자creating@donga.com