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生計を支えるイラクの子供たち、57万人が半強制的に労働

生計を支えるイラクの子供たち、57万人が半強制的に労働

Posted August. 24, 2016 07:29,   

Updated August. 24, 2016 08:12

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イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」(IS)が支配していたファルージャで暮らす11才のチェハブ君は、昨年父親が行方不明になり、2人の弟と母親の生活を支えている。父親の生死も分からない。イラク政府軍が運営するファルージャ避難民キャンプから脱出した家族は、長男のチェハブ君が毎日路上で野菜を売って得る2000~3000イラクディナール(約1900~2800ウォン)が唯一の収入だ。少年の母親は、「ファルージャで全てを失った私たち家族が生きていくために息子が働かなければならない現実がとても悲しい」と話した。

ISと戦争をしているイラクには、チェハブ君のように学校に行かずに働いて生計を支える子供が57万5千人を超えると、アルジャジーラが23日、報じた。戦争で学校の20%が閉鎖されたイラクでは、1990年に比べて2倍以上の子供たちが学習の機会を奪われ、半強制的に働いている。全国を襲った戦争で死や性的暴行、誘拐、強制徴集などの危険にさらされた子供たちは300万人を超える。国連によると、このような「危機にある児童」はこの1年半の間に100万人以上増えた。

イラクの子供たちが7、8才から生計のために働き、十分な教育を受けることができないため、戦争が終わっても国の未来は明るくない。未来の主役である子供たちは、毒性物質のある化学工場やゴミ収集場で何の防護装備もなく長時間働いている。

11才のアブドル・カリム君は、5月にイラク政府軍がISの拠点であるファルージャを奪還した時、家族と共に都市を離れ、避難民キャンプに来た。父親が爆撃で死亡したため、カリム君は働かなければならなくなった。彼はキャンプで真っ赤なアイスボックスを持って炭酸飲料を売って家族を養う。カリム君は、「学校に戻りたいけど、今何も残っていない。ここで家族を食べさせないといけないので、友達と遊ぶこともできない」とアルジャジーラに話した。

子供たちは、悪条件でも少ない給与で働かせることができるので、わざと子供を使う悪徳業者も多い。ユニセフのイラク担当のマウリド・ワルファさんは、「今日のイラクは、子供にとって最も危険な場所の一つ」とし、「毎日仕事で疲れた子供たちが将来どのように育つのか想像もできない」と語った。



카이로=조동주특파원 カイロ=チョ・ドンジュ特派員 djc@donga.com