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米ミサイル防衛局長官「韓国THAAD、米MDシステムに編入されない」

米ミサイル防衛局長官「韓国THAAD、米MDシステムに編入されない」

Posted August. 12, 2016 07:25,   

Updated August. 12, 2016 07:46

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米ミサイル防衛局(MDA)のジェームズ・シリング長官(海軍中将)は11日、韓国に配備される高高度防衛ミサイル(THAAD)の探知レーダーは中国を狙って設計されていないと明らかにした。シリング長官は、ソウル龍山区(ヨンサンク)合同参謀本部庁舎で国防部担当記者に対して、「THAADは純粋な防衛兵器であり、北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃するためのもの」と強調した。

シリング長官は米国のミサイル防衛(MD)戦略の総括責任者であり、韓国軍当局とTHAAD配備問題を協議するために同日、訪韓した。シリング長官は、韓国のTHAADは米本土を防衛するためのMDシステムに含まれず、中国の(弾道ミサイル)防衛用でもないと強調した。来年に慶尚北道星州(キョンサンプクト、ソンジュ)地域に配備されるTHAAD砲台は、ただ北朝鮮の核の脅威から韓国を防衛する役割に徹することも明確にした。このため、韓国のTHAAD レーダーは前方配備モード(FBM)より探知距離が短い終末モード(TM)で運用すると明らかにした。

しかし、韓国に対する中国の「THAAD攻勢」は依然として激しい。中国のTHAAD絶対反対の裏には、日米韓3国MD同盟の構築と米国のアジア再均衡(Rebalancing)戦略の阻止、韓米同盟の耐久性を見極めるという3大目的が込められていると専門家たちは見ている。



윤상호군사전문기자 ユン・サンホ軍事専門記者 ysh1005@donga.com