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「夏の海の招かれざる客」クラゲの無人清掃機登場

「夏の海の招かれざる客」クラゲの無人清掃機登場

Posted August. 02, 2016 06:45,   

Updated August. 02, 2016 07:12

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1日、全羅南道高興郡道德面(チョルラナムド・コフングン・トドクミョン)ヨンドン村前の海上。無人防除船3隻が、夏の海の招かれざる客であるクラゲ狩りをしていた。長さ3メートル、幅2メートルサイズの防除船が、まるで飛行機の編隊のように運航した。海洋水産部(海水部)が今年初めて投入した防除船は、クラゲの無人清掃機と呼ばれている。

防除船は、繊維強化プラスチックや鉄、ステンレススチールで作られている。船体の下には、長さ3メートルの捕集器や粉砕機が取り付けられており、クラゲを除去する。運航初期は人間が操縦し、目標海域についたら、全地球測位システム(GPS)で8字やコの字などのパターンで自律運航する。

防除船は、高さ1メートルの波を掻き分けて海岸から5キロ離れた海上で、クラゲ除去作業を行うことができる。時速2キロのスピードと捕集器があるので、魚類などに害を及ぼす危険性はない。1隻当たりの価格は4500万ウォンで、6時間の作業にガソリン10リットル(1万5000ウォン)を使う。海水部は、無人防除船12隻を製作して、全国の海上5ヵ所でモデル作業を行っている。

防除船は、KAISTの研究企業「ラステク」が製作した。ラステクのキム・ヨングン所長(47)は、「先月20日、昌原(チャンウォン)の海域でクラゲの群れが現れ、除去効果を上げた」とし、「クラゲの群れを探すのは容易ではなく、漁民からの支援が切に求められている」と話した。

全羅南道と慶尚南道(キョンサンナムド)に水クラゲ注意報が出されている中、漁民らは無人防除船を、期待と不安の入り混じった視線で見つめている。クラゲを有効に除去できるという期待と、クラゲの群れが膨大な数に上るものの、海が広くて心配だという声とが交錯した。





고흥=이형주 高興=イ・ヒョンジュ記者 기자