2011年から2015年にかけて、国立公園管理公団に寄せられた月別事故の現状を見れば、1~4月は月平均56.7件だった事故件数が、5月は109件、6月は116件へと急増しはじめ、紅葉シーズンである10月は260件へとピークに達することが明らかになった。東亜(トンア)日報がこの5年間、全国21の国立公園で受け付けた事故(死亡や脱力、骨折)1430件を分析した結果、北漢山(ブクハンサン)や雪嶽山(ソルアクサン)、漢拏山(ハンラサン)、智異山(チリサン)の順に事故が多く発生した。
北漢山では、仁壽峰(インスボン)やスムン壁、露積峰(ノジョクボン)で、雪嶽山では五色(オセク)~大靑峯(テチョンボン)区間、寒溪嶺(ハンゲリョン)、フリンゴル、鳳頂庵(ボンジョンナム)周辺で、漢拏山では城板岳(ソンパンアク)探訪路区間で、智異山では、(セソクピョンジョン)やチャントモク周辺などで事故が頻発したことが分かった。
同期間起きた死亡事故のなかで最も高い割合を占めたのは、突然死であり、全体死亡事故133件の57.1%である76件だった。墜落死の発生頻度は徐々に減っているものの、突然死は減っていない。普段から高血圧や高脂血症、糖尿などの症状のある人は、軽い気持ちで山登りに出かけ、全く予想できなかった状態で、突然死で死亡するケースが多かった。特に欧米化した食習慣などによってコレステロール数値の高い人が増えている現状の中、山岳での突然死のリスクはさらに高まっていることが分かった。
이원홍기자 イ・ウォンホン記者 bluesky@donga.com