インタビューは、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験をした数時間後に国連の北朝鮮代表部で行われた。李外相は、「このような発射も韓米合同軍事演習が引き起こした緊張局面の連続線上にある」と主張した。また、「合同軍事演習が軍事的緊張を最高潮に引き上げた。なぜ我々がそれ相応の措置をしてはいけないのか」と述べた。
李外相の主張に対して、韓国政府当局者は、「韓米合同軍事演習は定例的・防衛的性格であり、北朝鮮の核実験は国連安全保障理事会決議に違反する国際社会に対する脅威であるため、結びつける事案ではない」と反論した。韓国と米国政府も、「二つの事案を結びつけることはできない」と何度も明らかにした。
李外相は、「北朝鮮のような小国は米国と世界に脅威にならない」とし、「(米国のような)強大国が『真摯に』と言えば、それは(北朝鮮には)『死(滅亡)を受け入れなければならない』とか『主権を放棄しなければならない』という話に聞こえる」と主張した。
米国がキューバやイランと関係を正常化したことについては、「喜ばしく思うが、朝米関係はまったく異なる」と線を引いた。また、「我々(北朝鮮と米国)が対決の道を歩み続けるなら、両国だけでなく世界全体にとって破滅的な結果をもたらす」とし、「米国が我々に対する敵視政策をやめ、この表現として軍事演習、戦争練習をやめることが極めて重要だ」と繰り返し主張した。
一方、米国務省は同日、北朝鮮の挑発に対する緊急制裁措置として、国連本部を訪問中の李外相の移動半径を「国連活動に必要な場所」に厳しく制限する措置を取ったと、AP通信が報じた。
뉴욕=부형권특파원 ニューヨーク=プ・ヒョングォン特派員 bookum90@donga.com