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AIワトソン、韓国語の勉強開始

Posted April. 22, 2016 07:42,   

Updated April. 22, 2016 08:33

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「ワトソンが韓国語の勉強を始めた」

韓国を初めて訪問したIBMワトソンゼネラル・マネジャーのデービッド・ケニー氏(54)が21日、「人工知能(AI)のワトソンが近く韓国語を理解できるようになる」とし、このように話した。ワトソンは現在、子供が言語を学ぶように韓国のテレビ番組や映画を見たり新聞を読んだりして韓国語を学んでいる。英語やスペイン語、日本語に続き、ワトソンが韓国語を学べば、国内でも様々なAIサービスが実現するものとみえる。

ケニー氏は、天気情報の提供会社「ウェザー・カンパニー」の会長兼最高経営責任者(CEO)だったが、今年からIBMワトソンのゼネラル・マネジャーを務めている。ウェザー・カンパニーのデジタル・データ部門がIBMに20億ドル(約2兆2680億ウォン)で買収されたことが、IBMと関係を結ぶきっかけとなった。買収された企業の代表がIBMの核心事業部門のゼネラル・マネジャーに任命され、当時、話題を集めた。

IBMは、韓国企業や病院にワトソンのシステムを売り込もうと力を入れてきたが、まだ実際の契約には結びついていない。しかし、先月、グーグルのAI「アルファ碁」が注目されてから、国内企業や病院、大学などでAI活用への関心が高まった。IBMも本格的に韓国企業などとパートナーシップを結ぶためにケニー社長が訪韓した。

ケニー社長は、「ワトソンは特定分野で学習を通じて人間と協業することになる」とし、「人間のようにすべてのことができる(汎用)AIは開発しない」と強調した。また、「人間を脅かすスーパーAIの登場は可能ではないだろう」と見通した。



정세진기자 チョン・セジン記者 mint4a@donga.com