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「妻の勤務時間が長い程、夫はさらに憂鬱」

「妻の勤務時間が長い程、夫はさらに憂鬱」

Posted April. 18, 2016 07:36,   

Updated April. 18, 2016 07:41

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妻が無職の時より、週60時間以上働く時、夫の憂鬱感が2倍に高まった。妻は、夫が無職の場合、憂鬱感が最も大きいことが調査の結果分かった。

ソウル大学と延世(ヨンセ)医科大学(予防医学教室)との合同研究チームが2007年から2012年にかけて実施した国民健康栄養調査に参加した夫婦8056組を対象に、配偶者の勤務時間による落ち込み度合いを分析して、17日公開した。

妻が無職時に憂鬱だと答えた夫は、全体の7.1%ぐらいだった。この数値は、妻が週60時間以上勤務する時は13%に高まった。妻の勤務時間が、△週40時間未満の時は10.7%、△週50時間以上〜60時間未満の時は夫全体の11%が憂鬱だと答えた。妻の勤務時間が長引くほど、それに比例して憂鬱感も膨らんだことになる。

一方、妻は夫の勤務時間が週40時間から50時間未満の方が最も適切だと受け止めていた。これより勤務時間が減ったり、長引いたりすれば、憂鬱感が膨らむことが明らかになった。夫の勤務時間が週40時間から50時間未満の時に憂鬱だと答えた妻は14%ぐらいだった。夫の勤務時間が週60時間以上なら、妻の17.5%が憂鬱だと答えた。夫が無職時の憂鬱感は20.4%へと最も膨らんだ。

研究チームの関係者は、「仕事と家庭との両立ができなければ、本人だけでなく相手の面倒を見たり、慰めたりする家族の機能も委縮せざるを得ない」といい、「勤務時間の短縮を、社会や家庭の福祉問題と受け止めて、政府も勤務時間を減らせるために政策的努力を傾けなければならない」と指摘した。



임현석기자 イム・ヒョンソク記者 lhs@donga.com