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辛東彬会長、平昌五輪に600億ウォンの「大規模な後援」

辛東彬会長、平昌五輪に600億ウォンの「大規模な後援」

Posted March. 17, 2016 07:16,   

Updated March. 17, 2016 07:27

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「スキーと企業経営は高度の集中力を要するので、一脈通ずることがある」

普段からスキーで企業経営哲学を求めてきたロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン)会長(61)が、2018年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪への「大規模な後援」を決めた。16日、江原江陵市(カンウォン・カンルンシ)のラカイサンドパインリゾートで、平昌冬季五輪組織委員会と600億ウォン規模の後援協約を交わして、公式スポンサーになった。

流通業が主力となっているロッテグループが、冬季五輪への後援に乗り出したのは、グループトップである辛東彬会長の意志が強く働いたという。大韓スキー協会会長の辛会長は、6歳の時からスキーを学び、日本青山学院大学に通っていた時は、スキー選手として活躍した。

辛会長のスキーの実力は、今も相当な水準といえる。氏は先月7日、平昌アルペンシアリゾートスキー場の上級ゲレンデを、国際スキー連盟(FIS)のサラ・ルイス事務総長と一緒に滑った。1988年、カルガリー冬季五輪に出場したルイス事務総長は、辛会長を「優れたスキーヤー」と評した。

辛会長は2014年、大韓スキー協会会長に就任後、韓国雪上種目初の五輪金メダル獲得を当面の目標に据えている。今年2月、ノルウェーのリレハンメルで開かれた2016ユースオリンピック冬季大会クロスカントリーのクロスフリー種目で、韓国に初の金メダルをもたらしたキム・マグナス選手(18)の迎え入れが代表的事例と言われている。

辛会長は自分のスキー知識を基に、選手らに具体的なアドバイスもしている。氏は1月、旌善(チョンソン)アルファイン競技場のスキージャンプ場を訪れ、「日本の葛西紀明選手は44歳だが、今もよい成績を上げている」と語り、「韓国の30代半ばの選手たちも、体力増強や技術訓練を続けなければならない」とアドバイスした。また、「よい成績を上げるためには、選手の技術だけでなく、装備のレベルも大きな影響を及ぼしている」と語り、スキー板に塗ることで滑り味を左右する「ワクシング」専門コーチを雇うよう指示した。

ロッテグループの関係者は、「辛会長は、グループ会社の業務に劣らないほど、大韓スキー協会の活動に格別な関心を持っている」とし、「毎月、スキー協会から業務報告を受けながら、自分で協会の仕事を手がけている」と伝えた。



박재명 パク・ジェミョン記者 기자