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米、安保理決議草案に北朝鮮への石油輸出禁止

米、安保理決議草案に北朝鮮への石油輸出禁止

Posted January. 23, 2016 07:08,   

Updated January. 23, 2016 08:03

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米国が作成した国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議草案に、北朝鮮への石油輸出禁止という強力な制裁が含まれた。また、北漢山(プクカンサン)鉱物資源の輸入禁止、高麗航空の領空通過拒否などの措置も含まれていると、日本の共同通信が22日付で報じた。

決議草案には、一部の北朝鮮国籍船舶の全世界での入港を禁止し、海外資産凍結対象を現在の個人12人、20団体から約2倍に拡大することも含まれている。

制裁は予想よりも強硬で、北朝鮮の非核化を進展させるという米国の強い意志がうかがえる。毎年、中国から入る原油40万~50万トンは北朝鮮の生命線に相違ない。中国に輸出する無煙炭は、北朝鮮の輸出総額の約40%を占める。安保理非常任理事国である日本政府は、「厳しい制裁が必要だとする日本側の意向が反映されている」と歓迎している。

共同通信は、外交筋を引用して、「米国が草案を中国など関係国に打診し、中国と意見を交換した後、安保理各国に提示する模様だ」と伝えた。

しかし、安保理常任理事国として拒否権を持つ中国が、米国案に同意する可能性は小さい。対北朝鮮制裁が必要だということには共感するが、北朝鮮の生存を脅かす制裁案は受け入れられないというのが中国の判断だ。

中国の王毅外相は最近、制裁案について、「韓半島の混乱を引き起こすのではなく、韓半島の永続的な安定を追求する方式でなければならない」と明らかにした。

共同通信は、「米国の案は、強力な制裁決議採択に向けた米国の交渉カードの側面が強い」と分析した。米国のケリー国務長官は27日、中国を訪れ、本格的な決議案交渉を行う予定だ。



도쿄=장원재특파원 東京=チャン・ウォンジェ特派員 peacechaos@donga.com