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鄭義和議長「先進化法を修正しなければ」、与党の改正案は拒否

鄭義和議長「先進化法を修正しなければ」、与党の改正案は拒否

Posted January. 22, 2016 08:11,   

Updated January. 22, 2016 08:51

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国会先進化法改正を単独で処理しようとしていた与党セヌリ党が、鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長に遮られた。

鄭議長は21日、「(セヌリ党の単独処理は)考慮の対象ではない」と断言した。鄭議長は、国会で記者会見を行い、「大韓民国憲政史67年の間、一度も国会運営に関する法を単独で処理したことはない」と釘を刺した。セヌリ党が先進化法改正案を本会議に上げても採決に付さないという意味だ。セヌリ党の単独処理はもちろん、これをテコに野党に対する交渉力を高めようという計画も水泡に帰すことになった。

ただ、鄭議長は、「先進化法は悪法だ。第19代国会が終わる前に必ず修正しなければならない」と強調した。また、「(議長の職権上程要件を緩和した)セヌリ党の改正案は問題点を勘違いしている」と非難した。鄭議長は、「職権上程が乱用されれば、与野党間の対立は深刻化し、国会常任委員会は無力になる」とし、「手術(先進化法改正)に成功しても、患者(国会)が死ぬ恐れがある」と強調した。

鄭議長が明らかにした先進化法改正の方向は大きく2つだ。迅速処理案件の指定要件を現行60%の賛成から過半数に変更し、国会法制司法委員会が法案を握り続けることがないようにするということだ。法司委委員長は慣例によって野党議員が担う。野党が最大の武器である「60%ルール」と「スーパー甲法司委」が手放すかは未知数だ。第19代国会を破綻させた先進化法が第20代国会の足も引っぱりかねない。

セヌリ党は鄭議長に不満だ。元裕哲(ウォン・ユチョル)院内代表は、「議長個人の政治的将来を考慮する時ではない。国民の目線に合わせて決断しなければならない」と述べた。徐清源(ソ・チョンウォン)最高委員は、「(議長より)当選回数が多い先輩たちがいるのに、大根を切るようにすることはとても残念だ」と話した。鄭議長は当選5回、徐最高委員は当選7回だ。

これに先立ち、鄭議長は同日、出勤途中に記者団に対して、「光州(クァンジュ)出馬説」について「コメディだ」としながらも、「今のところは・・・」と前提をつけた。そして、「党から要請を受ければ考えるのか」という質問に、「そのような仮定はやめよう」と答えた。光州出馬の可能性を残したとみえる。



이재명기자 イ・ジェミョン記者 egija@donga.com