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北朝鮮核実験、米中の隙に入り込む戦略

Posted January. 19, 2016 07:35,   

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北朝鮮の突然の4度目の核実験後「予測不可な金正恩(キム・ジョンウン)」という分析が出ている。若くして「首領」の座に就いた金正恩第1書記の世間知らずのリーダーシップが無謀な核実験を行ったということだ。しかし、専門家たちは、金第1書記が北朝鮮核問題に無関心な米国、現状維持を望む中国、特に解決策を出せなかった韓国の隙に入り込む「マイウェイ戦法」だったと見ている。そのため、金第1書記に対処する方法も戦略的な方向で準備しなければならない。

千英宇(チョン・ヨンウ)前大統領外交安保首席書記官は18日、「中国が核実験に怒って糾弾し制裁もするだろうが、『自分の座を危険にするほどの制裁をする考えはない』と金第1書記は判断しただろう」と指摘した。金第1書記が新年の辞で、中国を意識して事大外勢を排撃するとし「自強力第一主義」を強調したのは、核実験後、中国が対北朝鮮制裁に参加する可能性に備えたという意味にも取れる。

高麗(コリョ)大学の南成旭(ナム・ソンウク)教授は、「2011年に、後継者に指名された金第1書記の周辺の人物約10人と接触し、金第1書記について調査した」とし、「結論は、金第1書記は思ったよりスマートだ。状況判断がはやく、核心を把握する能力は悪くないということだった」と話した。



zeitung@donga.com