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蔚珍の聖留窟で新羅の銘文38字を発見

Posted January. 13, 2016 07:39,   

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慶尚北道蔚珍(キョンサンブクド・ウルチン)の聖留窟(ソンリュグル)で見つかった新羅時代の銘文が、学界から注目を集めている。

銘文は、聖留窟出口の上の石灰岩に刻まれた38字であり、一字のサイズは横3センチ、縦4センチぐらいだ。楷書体であり、石灰岩が流れ落ちて、30数字だけ、なんとか判読が可能な状況だ。金石文専攻学者らは、「新羅の眞興(チンフン)王4年3月8日、大奈麻(新羅の官等)が蔚珍聖留窟に行ってきた」という内容を盛り込んでいるという。

聖留窟は、高麗末期に李穀(イ・ゴク)が書いた探訪記と朝鮮時代の金時習(キム・シスプ)の詩、謙齋・鄭敾(チョン・ソン)の絵画など、長い間、文人や芸術家らの創作素材となってきた。この銘文を見つけた威鄹(イドク)大学のバク・ホングク博物館長は、「聖留窟の入り口周辺の岩壁には、今回見つかった銘文のほか、鍾乳石に覆われた複数の文字が見える」といい、「これについての追加調査が必要だ」と語った。



sukim@donga.com