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「リオ五輪に向けレディー・ゴー」、世界ランキングトップのリディア・コ

「リオ五輪に向けレディー・ゴー」、世界ランキングトップのリディア・コ

Posted January. 05, 2016 07:28,   

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「ゴルフの皇帝」と呼ばれているタイガー・ウッズ(41、米)が、米プロゴルフ(PGA)ツアーで、通算賞金500万ドル(約59億3000万ウォン)を突破したのは、1998年のことだった。当時、ウッズは24歳だった。「ゴルフ天才少女」と言われているリディア・コ(19、写真)は今シーズン、男女合わせて、最年少通算賞金500万ドル突破を目前に控えている。昨年まで、彼女は米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーで、488万9835ドルを稼いだ。

ゴルフ史上、最年少に関わりのある記録を次々と塗り替えている世界ランキングトップのリディア・コは1日、米フロリダ州オーランドで、2016シーズンに備えた訓練を開始した。最近、東亜(トンア)日報との電子メールでのインタビューで、彼女は、「もうひとつ歳をとったことで、最年少記録を立てるのはそれだけ難しくなったのではないかと気になる。夢が現実になる感動をいつも感じたい」と話した。昨年、リディア・コは、最年少メジャー大会チャンピオン、今年の選手、賞金王につき、最高の1年を過ごした。これよりいいことなどありそうもない彼女に、「自分に点数をつけるなら、何点をつけたいのか」と尋ねたところ、「100点満点で90点」という回答が戻ってきた。昨年、一度の予選落ちをし、振るわないスコアを記録したことも何度かあったというのがその理由だ。「いつも努力しなければならない」という哲学を持っている彼女が、自分に満点をつけることは、これからもなさそうな気がする。

リディア・コは最近、一日の大半をスイングコーチのデビッド・レッドベターのアカデミーで過ごしている。「午前9時からのストレッチングに続き、ショットやショートゲームを3時間ほどこなす。午後に訓練を再開後、夕方はフィットネスセンターで専従トレーニングコーチからアドバイスを受けながら1時間ほど、筋力トレーニングと有酸素運動をする。自宅に戻ってからは、学校(高麗大学心理学科1年在学中)の課題をこなし、韓国のテレビ番組を見て床に就く」

新年の願い事について彼女は、「怪我することなく自分の希望する大会に全て出場し、オリンピックでもよい姿をお見せすることだ。済州(チェジュ)にいる母方の祖母が病気だが、早く治ればと思う」と話した。

昨シーズン中は、手首や指の痛みを感じて、それに耐えなければならなかったため、今シーズンは体調や体力調整をうまくやりたいという。今年のリオデジャネイロオリンピックにニュージーランド代表として出場する彼女は、朴仁妃(パク・インビ)など、韓国選手らとの善意の競争を繰り広げ、金メダルを獲得したいという抱負も明らかにした。

また、彼女は、「学業にも熱中したい。故郷のニュージーランドにはなかなか帰ることができなかったが、休憩時間が与えられれば、高校の友人たちと一緒に旅行に行きたい」と付け加えた。ツアー生活のため、世界各国の食べ物文化に関心が多く、おいしい店を訪ねて歩き回るという彼女が最も自慢する料理は、メキシコ料理のタコスだという。

普通の10代少女と変わらない趣向を持っているリディア・コは、来月開かれるLPGAツアーコーツチャンピオンシップで、シーズンデビュー戦を行う。