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「新顔」で切り返した文在寅氏

Posted January. 04, 2016 07:49,   

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3日、非主流の座長ともいえる金ハンギル議員が離党すると、最大野党・共に民主党の文在寅(ムン・ジェイン)代表は、「正面突破」の意志をより一層明らかにした。文代表は同日、ウェブゼンの金炳官(キム・ビョングァン)取締役会議長(43)の迎え入れカードで、金議員の離党に立ち向かった。氏は、「議員らが立候補しなかったり、離党した地域には思い切って新しい人物を打ち出して政治を入れ替えていきたい」とし、「今後、若い人たちの迎え入れに力を入れていきたい」と語った。非主流の離党を「反革新」に決めつけ、金議員などの離党議員の地域に新しい人物を投入して、「入れ替え」するという意思を明らかにしたのだ。

全羅北道(チョンラブクド)出身の金議長は、NHNゲームズ代表取締役、ウェブゼン代表取締役などを務めた。情報技術(IT)専門家の安哲秀(アン・チョルス)議員へと対抗馬となる。金議長は入党式で、「あの方(安議員)が社長を務める会社はいい会社かもしれないが、あの方が社長なら、意思決定の透明性などにおいてはなかなか納得ができないだろう」と語り、「ダークサイド(dark side=暗い面)に染まらず、革新を染まらせる人になりたい」と話した。

李海瓚(イ・ヘチャン)議員や忠清南道(チュンチョンナムド)の安熙正(アン・ヒジョン)知事など、「元祖の親盧系(親盧武鉉系)」の関係者らも、「文在寅(ムン・ジェイン)救い」に乗り出している。李議員は1日、慶尚南道金海市(キョンサンナムド・キムヘシ)の鳳下(ボンハ)村で、「文代表を中心に前進せよ」と主張した。昨年末、釜山(ブサン)地域の親盧系人物たちから不出馬要求を受けていた李議員は、地域区(世宗)で議会政治報告会を開くなど、立候補意思を屈せずにいる。

安知事も昨年末の忘年記者懇談会で、「野党のすべての指導者は、党憲や党紀に基づいて団結しなければならない」と、離党した安哲秀議員を狙った。とある党幹部は、「八方ふさがりの文代表のため、親盧系が結集している」と言い、「しかし、このような結集が党全体に役だ立つかどうかは分からない」と話した。

非主流の人たちの相次ぐ離党に立ち向かって、文代表側は、新しい人物の迎え入れに全力を傾けているが、重要ポストと言える選挙対策委員長カードはまだわからない。「湖南出身の名望家」という基準は決めたものの、いざ、迎え入れリストに上がっている人物たちは一様に拒否の意思を明らかにしている。文代表は、「(委員長は)少し絞っりつつある」と主張しているが、党内では、「迎え入れの遅れで、選挙対策委員会発足そのものが遅れる可能性が高い」という声も出ている。



alwaysj@donga.com