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「男子フィギュアの新星」チャ・ジュンファン、歴代最高得点を更新

「男子フィギュアの新星」チャ・ジュンファン、歴代最高得点を更新

Posted December. 09, 2015 07:21,   

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「フィギュア女王」キム・ヨナ(25)選手の登場は、韓国のフィギュアスケートに大きな発展をもたらした。選手層が厚くなり、国際大会でメダルを獲得する選手も誕生した。しかし、それはあくまでも女子シングルに限ってのことだった。男子シングルの場合は選手層に変わりがなく、国際大会でそれほど頭角を表す選手もいなかった。

しかし、チャ・ジュンファン(14、徽文中学校)の登場で全てが変わった。チャ・ジュンファンは6日、ソウル・木洞(モクドン)アイスリンクで開かれた「2015全国男女フィギュアランキング大会」で、韓国男子シングル歴代最高得点の総点220.40点を獲得し、優勝を果たした。これは、これまでの記録(209.90点)を10.5点も上回る好成績だ。弱みとされていたトリプル(3回転)アクセルジャンプも完璧にこなした。

8日にソウル泰陵(テルン)国際スケートリンクでインタビューに応じたチャ・ジュンファンは、「カナダでトレーニングしてからジャンプに自信がついた」と述べた。今年3月から先月まで、カナダ・トロントでキム・ヨナのコーチを務めたことのあるブライアン・オーサー・コーチ(54、カナダ)から集中的な指導を受けたという。トリプルアクセルはもちろん、トップレベルの選手には欠かせないクアド(4回転)ジャンプも練習した。午前6時に起き、午後10時に帰宅した。チャ・ジュンファンは「別に趣味もないし、最近の流行についてもよく知らない。練習が一番好きだ」と言って笑顔を見せた。以前キム・ヨナを指導していたシン・ヘスク・コーチは「チャ・ジュンファンは粘り強さと吸収力を併せ持っており、才能ある選手だ。負傷なしに思春期をうまく乗り切ることができれば、五輪メダリストに成長する十分な潜在能力を持っている」と述べた。

ハンサムな顔で人気も高まっている。すでに日本でもファン層が形成された。子ども時代、子役俳優として活動していたチャ・ジュンファンは、俳優として多様な役柄をこなしたいとの思いからフィギュアスケートを習ったことが、今につながった。チャ・ジュンファンは「モデルなど芸能活動をしたこともあるが、フィギュアが一番好きだ。うまくできなかった技術を成功させるときの達成感は最高だ」と述べた。

一方、KB金融は先日、チャ・ジュンファンのスポンサーになることを決めた。キム・ヨナ、ソン・ヨンジェ(21)、チェ・ミンジョン(17)など、KB金融がスポンサーになった選手は、世界的な選手に成長した。チャ・ジュンファンは「平昌(ピョンチャン)冬季五輪に出場し、ミスなく満足できる演技を披露したい」と意気込んだ。



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