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国立現代美術館の新館長にスペイン人のマリ氏が内定

国立現代美術館の新館長にスペイン人のマリ氏が内定

Posted December. 03, 2015 07:16,   

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1年以上空席だった国立現代美術館の館長に、スペイン出身のバルトロメオ・マリ国際現代美術館委員会(CIMAM)会長(49)が2日、内定した。

文化体育観光部は同日、「マリ氏は14日に就任し、業務を開始する」と明らかにした。マリ氏は、42年の歴史の国立現代美術館で初の外国人館長になる。任期は3年。

スペインのバルセロナ大学で哲学を専攻したマリ氏は、1996〜2001年、オランダのウィッテ・デ・ウィット現代美術センターのディレクター、2005年にイタリアのヴェネツィア・ビエンナーレのスペイン館キュレーターを経て、2008年からバルセロナ現代美術館(MACBA)館長を務めたが、今年3月に辞任した。当時、マリ氏は前スペイン国王を戯画化した企画展の展示作を撤去するよう指示したが、画家とキュレーターが反発したため、企画展の中止を発表した。しかし、すぐに発言を翻し、批判を受けた。論議は静まらず、先月のCIMAM理事会で3人の理事が「会長が芸術界の倫理的価値を破った」と指摘され、辞任した。

文化体育観光部は、「面接でMACBA企画展問題について『美術館を保護するためにすべての責任を負って辞任した』という説明を聞き、特に問題はないと判断した」と明らかにした。

しかし、先月、「展示検閲問題で、国際芸術界で批判を受けている人物の館長選任を憂慮する」という声明書を出した国内の約800人の芸術家が、マリ氏の選任に反対して団体行動をする考えを明らかにし、当分論議が続くものとみえる。



sohn@donga.com