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朴大統領、「明確な歴史観がなければ、統一しても思想の支配を受ける」

朴大統領、「明確な歴史観がなければ、統一しても思想の支配を受ける」

Posted November. 06, 2015 07:22,   

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朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は5日、「(歴史に対する明確な価値観がなければ)統一しても韓国の精神は大きな混乱を来たし、中心をつかむことができない。そして、思想的に支配を受けるという呆れた状況が発生しかねない」と警告した。

朴大統領は同日、大統領府が開いた統一準備委員会第6回会議で、「統一を控える韓国にとって非常に重要なことは、国家への強い自負心と歴史に対する明確な価値観だ」と強調した。そして、「国家への自負心と確固たる国家観を持つことが、統一の開始だと考え努力してほしい」と呼びかけた。

朴大統領の発言は、政府が歴史教科書国定化を確定告示して以降、初めての歴史教科書関連の発言であり、揺るぎなく国定化を推進するという強い意志を明らかにしたと分析される。また、歴史教科書の国定化は、統一に向けた準備作業であるとともに、統一後の将来世代のための措置である点を強調した。

また朴大統領は、「民間レベルの交流と行事を通じて歩み寄り、心を交わして同じ民族の情を感じる機会を広げなければならない」とし、「歴史や文化、体育をはじめ、山林、病虫害など多様な分野で民間交流がさらに拡大するよう当局の支援が必要だ」と指摘した。韓国−北朝鮮−ロシアの3国協力事業である羅津(ナジン)−ハサン物流プロジェクトに政府が南北協力基金で支援することを検討するのも同じ脈絡だ。朴大統領は、南北交流協力事務所の設置を提案し、△災害安全、△保健医療、△地下資源など南北いずれにも利益になる分野の協力拡大の必要性を強調した。



mhpark@donga.com