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ポップオペラ歌手のイム・ヒョンジュ、3年ぶりに全国ツアー

ポップオペラ歌手のイム・ヒョンジュ、3年ぶりに全国ツアー

Posted October. 02, 2015 07:18,   

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「ソウル芸術の殿堂・オペラ劇場で、自分の名前を掲げた2回目の単独公演を行うことになりました。ここで2回以上公演を行ったアーティストは、ソプラノのスミ・ジョーさんと歌手のチョー・ヨンピルさんだけだそうです。私も仲間入りすることができ、胸がドキドキしています」

ポップオペラテノールのイム・ヒョンジュ(29・写真)が5日、ソウル芸術の殿堂・オペラ劇場を皮切りに、3年ぶりの全国ツアーに臨む。「2015イム・ヒョンジュのコンサート L.O.V.E」というタイトルで、蔚山(ウルサン=24日)、釜山(プサン=11月1日)、昌原(チャンウォン=11月28日)、水原(スウォン=12月11日)、全州(チョンジュ=12月25日)、光州(クァンジュ=12月31日)を巡回する予定だ。先月30日にソウルウェスティン朝鮮(チョソン)ホテルでインタビューしたイム・ヒョンジュは、終始笑顔を浮かべていた。

今回のツアーでは、普段より多い約20曲を歌うという。これまで歌ったことのない楽曲も多く含まれている。

「これまでファンからのリクエストが最も多かったミュージカル『ジキル&ハイド』の『時が来た』をはじめ、オペラ『トスカ』の『星は光りぬ』、『椿姫』の『乾杯の歌』などが含まれています。今年初めにリリースしたアルバムの『1994年のある深夜』『お母さん』『街で』なども歌う予定です」

このうち最も気を使った曲は、「時が来た」。これまで多くのアーティストが歌ってきたため、いかにして差別化するか、キーはどれくらいにするかで悩んだという。

「私は基本的に高音で、『時が来た』を本来のキーで歌えば、一気に爆発させるような感じをうまく生かせないと思いました。1音半程度を上げても、十分ではなさそうな気がしました。そこで色々な歌い方をしてみましたが、結局は本来のキーで歌うことにしました。昨日オーケストラと練習してみたところ、良い感じだったのでほっとしています」

イム・ヒョンジュは最近、MBCのバラエティ番組「覆面歌王」に「マッチョ・タフガイ」という仮名で出演し、「歌王」への挑戦者決定戦にまで進出した。「名誉を傷つけることなく、他のスケジュールに支障を来さない程度で脱落し、良かったと思います(笑)。萎縮しつつあるポップオペラを『ブームアップ』させるために出演を決めました」

「覆面歌王」で歌った「死の賛美」、「君のそばへ」も、今回のツアーで聞くことができる。

「私が1920年代の楽曲『死の賛美』を選んだことを、意外と思う方が多かったですね。一つのルーツから始まった韓国の歌曲と歌謡を一つにまとめた『韓国の歌集』を、いつか作りたいと思います。そのタイトル曲として考えているのが『死の賛美』です」



suhchoi@donga.com