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三星「ギアS2」、バッテリー容量を25%増やせた秘密とは…

三星「ギアS2」、バッテリー容量を25%増やせた秘密とは…

Posted September. 08, 2015 07:27,   

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三星(サムスン)電子のスマートウォッチ「ギアS2」は、4日(現地時間)からドイツのベルリンで開かれている家電展示会「IFA2015」で、最も注目を集めている製品の一つだ。洗練したデザインや簡単決済サービス「三星ペイ」を始め、様々な機能も注目を集めているが、一度の充電で2〜3日間は十分に使うことのできるバッテリー容量も同様に高い評価を得ている。これまで、スマートウォッチ市場を総なめしてきたアップルウォッチ(18時間)の3倍を超えている。

ギアS2のバッテリーには、携帯電話の四角いそれとはまったく異なる「非定型」バッテリーが使われている。三星SDIが昨年12月から4ヵ月間で開発を終え、ギアS2に初めて適用した製品だ。四角ではなく六角形で作られており、より円形に近い形をしているので、原型時計に取り付ける際、「使えないスペース」がより減ることになる。

ギアS2に適用された非定型バッテリーの容量は250Ahだ。従来の四角いバッテリーが適用されたなら、空間制約のため200Ahに過ぎなかったはずだ。形を円形に近づけたことで、空間活用度を高めることができ、バッテリー容量を約25%増やせたのだ。三星SDIの関係者は、「後々は円形バッテリーを実現して、製品のスペースを最大限活用する方向に発展していくだろう」と見込んだ。

非定型バッテリーは、手首に柔らかく巻ける「人体密着型」など、様々な曲線デザインを採用したスマートウォッチが増えることで、使い道が広がるものとみられる。三星SDIと共に、2次電池市場で先頭圏を形成しているLG化学も、今年6月、六角形バッテリーの開発に成功した。



taeho@donga.com